
ちなみに、あーちゃんはこの前こんなことを言っていました。

そこで、自宅に戻ると父と同居することになると伝えると……。

珍しく激しい反応が返ってきました。父と離れて暮らすのは、あーちゃん本人の希望でもあるとわかってよかったです。
施設で暮らし始めたころ、怯えからなのか、期待からなのかはわかりませんが、あーちゃんは父のことをよく話題にしていました。しばらくすると、父の話題になると顔つきは険しくなり「あんなにお金に汚い人っていないわよね!」と、吐き捨てるように言うことも……。
しかし、最近はまったく父の話をしなくなり、先日私たちが実家の様子を見に行ったときのことを報告したときも、あーちゃんの部屋を父があさっていたという事実に対して怒る様子はあったものの、それ以来その話はまったくしないので、おそらく忘れているのでしょう。同居しているときは依存心が強かったけれど、物理的に離れたことで父の印象が薄れてきたのかも……? あーちゃんは父のことを忘れていくのに、私たちは嫌な話もしっかり覚えているという皮肉……。
ちなみに、先日あーちゃんが「私は一生あそこから出られないの?」と聞いてきたので、家に戻ることは父と暮らすことだと言うと「嫌よ! やっと離れられたのに!」と、珍しく激しい反応が返ってきました。あーちゃんが父と離れて暮らしたいと思っていることが再確認できて、よかったです。管理されることを窮屈に感じるかもしれませんが、あーちゃんの安全のためにも、施設での生活を続けてもらうつもりです。
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いくつになっても、新しい環境で生活するというのは簡単なことではありません。それでも、常に恐怖や不安を感じながら暮らすよりは、今の生活のほうが、あーちゃんにとってはいいはずです。何も不便がなく穏やかな施設の生活を、もっと楽しんでもらえるようになるといいですね。
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