アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
施設で暮らし始めたころは、父のことをよく話題にしていた母・あーちゃん。それが怯えからか期待からか、本心はわかりません。しかし、時間がたつにつれて父の話題はまったく出なくなりました。同居しているときは父への依存心が強かったものの、実際に離れて暮らしてみると、不便もなく穏やかに過ごせていることから、あーちゃんは父への印象が薄れているのだろうと、ワフウフさんは感じていました。いっそのこと、このまま父のことを忘れてくれたらいいのに……と、ワフウフさん姉妹は思っていました。
体感温度の差がすごい
最近のあーちゃんは、調子がイマイチ。トイレから戻ってきた直後、ワフウフさんに「トイレに行ってくるわ!」と言って、再度トイレへ……。別の日には、相変わらず自分で洗濯をしているあーちゃんに、姉・なーにゃんが「洗濯は施設にお願いして」と少し強く言ったところ、急にうつろな目になり、表情が消えてしまい、なーにゃんが大慌てする事態になりました。

この日は、まだ梅雨が明けていないというのに、真夏並みの暑さが続いていました。

汗だくであーちゃんの面会に行くと、部屋の窓を閉め切って長袖を着ているあーちゃんの姿が。

暑さを感じないらしく、別に暑くないと言います。