アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんは施設からひとりで自由に外出できません。その理由は、平たく言えば認知症だから。施設で暮らして3カ月たった今も、まだ最寄りのバス停の名前すら覚えられていない状態で、ひとりで外出すれば迷子になるのは目に見えています。しかし、あーちゃん自身はそうは思っていないらしく、ひとりで外出できない理由を「男の人に誘われて、ついていったら困る」と誰かに言われたからだと言い張っていました。もちろん、そんなことを言う人の心当たりはワフウフ姉妹にはありませんが、本人がそう思っているほうが幸せなら、それでいいんじゃないかとワフウフさん姉妹は思っていました。
自分のものがわからないのは困る…
先日、ワフウフさん姉妹が買い物をするためにコンビニのレジに並んでいたときのこと。後ろから、あーちゃんがお財布の中にお金が入っていないと騒いでいる声がしました。ワフウフさんが確認すると、手には飴を持っていて、それを買おうとしていたようです。普段、あーちゃんは最低限の現金しか持っていませんが、何度言ってもそれを覚えられず、今回も普通に飴を買うつもりだったのでしょう。糖尿病の血糖値の数値が高いので、飴は控えようと言って取り上げると落ち込んでいましたが、まだまだあーちゃんの人生は長いので、今の状態では「好きなものを食べて」とは言ってあげられず、ワフウフさんももどかしく感じています。

あーちゃんが施設で暮らすようになってから、ずっとくすぶっている洗濯問題。何度言っても、すべて施設に頼むことはせず、一部の洗濯物を頑なに自分で洗ってしまうのです。

あーちゃんなりに言い訳もしています。

そして、ちゃんと脱水もしているとのこと。たしかに、部屋干しの洗濯物はビショビショのときもあれば、わりと乾いているときもあるのです。