「死ぬかもしれない」真冬の夜中に胸を襲った激痛。搬送先で医師に告げられた病名と命の危機【体験談】

「死ぬかもしれない」真冬の夜中に胸を襲った激痛。搬送先で医師に告げられた病名と命の危機【体験談】
狭心症を発症したイメージ

あれは真冬の夜中のことでした。突然胸の中央に強い痛みを感じて目が覚めた瞬間から、私の中で「ただ事ではない」と直感するほどの出来事が始まりました。

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胸の痛みと止まらない冷や汗に襲われた夜

夜中の2時ごろ、胸の真ん中に重い痛みが走り、私は苦しさで目を覚ましました。寝違えたのかと思ったものの、痛みは急速に強まり、呼吸をするのもつらくなっていきました。

冷や汗が止まらず、手足が冷たくなっていく感覚がはっきりとわかり、不安が一気に膨らみました。隣で寝ていた妻を呼ぼうとしても声が出ず、必死に肩を揺すって助けを求めました。

妻は私の表情を見るなり青ざめ、すぐに救急車を呼んでくれました。救急隊が到着するまでの約10分間は、まるで時間が止まったかのように長く、「このまま死んでしまうのではないか」という恐怖で頭がいっぱいでした。

救急搬送と診断で知った、命に関わる可能性

救急車の中でも痛みは続き、隊員の方が心電図を取りながら「もうすぐ病院に着きますから、頑張ってください」と声をかけてくれました。

病院に到着すると、すぐに検査が始まり、医師から「心筋梗塞の一歩手前で、不安定狭心症(心臓の血管、冠動脈が急に強く狭くなり、安静にしていても胸の痛みや圧迫感が起こる危険な状態のこと)です」と告げられました。あと少し処置が遅れていたら、命に関わる可能性があったとの説明に、全身の力が抜けるような思いがしました。

幸い、すぐにカテーテル治療を受けることができ、狭くなった血管を内側から広げて固定するステントを入れてもらいました。入院は約1週間で済みましたが、あの夜の恐怖は今でも鮮明に残っています。

何げない日々の裏に潜んでいた危険

それまで健康診断でとくに問題を指摘されたことがなかったため、自分がこうした状態になるとは予想もしていませんでした。

退院後、日常生活に戻りながらも、あの夜の痛みと恐怖を忘れることはできず、自分の体が発するサインにもっと注意を向ける必要があると強く感じるようになりました。

現在は毎日欠かさず薬を服用し、無理のない範囲で運動を続けています。家族と過ごせる時間の尊さを以前よりずっと深く感じています。

まとめ

真冬の深夜に突然起きた胸の痛みは、私にとって人生が大きく揺れる体験でした。わずかな異変でも見逃さない大切さを知り、今は体の変化に耳を傾けながら日々を過ごしています。命があるという当たり前のようで当たり前ではない日常への感謝を、今も強く抱き続けています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。

著者:橋本元/60代男性・会社員

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)

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