解決の糸口が見えない洗濯物問題。静かに頑固な母の説得は至難の業 #母の認知症介護日記 269

解決の糸口が見えない洗濯物問題。静かに頑固な母の説得は至難の業 #母の認知症介護日記 269
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ
母の認知症介護日記/ワフウフ

ちなみにピン留めも、もう買ったのに忘れちゃっているだけ。この調子だと、洗濯物問題はまだまだ続きそうで頭が痛いです。

あーちゃんは認知症ですが、暴れたり暴言を吐いたりすることはなく、穏やかでおとなしいタイプです。しかし、静かに頑固で納得がいかないことはムキになって反論してきます。先日も、あーちゃんの部屋で見覚えのない買い物バッグが入っていたので、つい「人のものを持ってきちゃうことがあるから」とあーちゃんに言ってしまったところ「絶対にそんなことしない!」と否定されてしまい、それが高じていつの間にか「自分で洗濯なんかしない!」と言い出しました。目の前には自分で洗ったカットソーがあるというのに……。

あまり興奮させてもいけないと思い、あーちゃんがそんなことをしないのは理解していること、間違いは誰にでもあることを話し「自分で洗わないで洗濯に出してね」とやさしく言うと、ようやく納得してくれました。そして「わかったわ! メモに書いておけば大丈夫だから!」とメモを書きだしたのですが……。実は「自分で洗濯をしない!」というメモは、姉によってすでにあちこちに貼られています。でも、あーちゃんは自分の本意ではないことが書かれたメモはすぐにはがして隠してしまうのです……。

それでも、納得して自分が書いたメモを貼っておくほうがいいだろうと、本人の好きにさせたのですが、帰り際にいくつか貼られているメモのひとつを見て、私は目を見開きました。そこには「洗剤を買う」の文字が……。洗濯は自分でしないようにとあれだけ言ったのに……。この調子だと、あーちゃんとの洗濯物の攻防戦はまだまだ先が長そうです。

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あーちゃんの場合、自分が認知症であることを自覚していない上に行動についての記憶もないので、間違いを正そうとするのは簡単ではないはずです……。何度伝えても伝わらないのはもどかしいかもしれませんが、理解ができないのではなく理解したことを保持できていないだけなのだと、割り切って接することも必要かもしれませんね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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