
父のおむつ姿なんて、想像するんじゃなかった……。
あーちゃんが自宅に住んでいたころ、ATMでお金を下ろせなくなったため、私たち姉妹が会うたびにお財布にお金を入れてあげるようにしていました。しかし、あーちゃんの部屋の片付けや探し物をしに行くと、必ずと言っていいほど現金が入った封筒があちこちから見つかっていて、姉妹で『こびとのくつや』の童話を引き合いに出して「コビトさん」が夜な夜な現れてお金をあちこちに置いてくれていたりしてね……なんて話して笑っていました。
施設で暮らすようになってからは、もちろん封筒が出てくることもなくなり、あーちゃんのお財布には飲み物を買う最低限の260円が入っているだけ。ただ、お金を隠すという認知症特有の行動もあって、その現金もお財布に入っていたりいなかったり……。そして、入っていたと思ったらなぜか金額が増えていることも。これは、あーちゃんが頑張って、なんとか私たちに見つからないようにお金を隠したということ。あーちゃんなりの貯金です。甘い飲み物を買ったり、そのことを隠さなければ、もっとお金を持たせてあげられるのですが……。
あーちゃんが施設で暮らすようになり、病院への付き添いや薬の管理がなくなり、私たち姉妹の負担も軽くなっているはずなのに、なぜか最近イライラが止まりません……。なぜかと考えて思い当たったのが、父の存在。あーちゃんの介護の裏で父とのバトルが続いていましたが、今はそのバトルとも無縁になり、すべての意識があーちゃんに集中してしまった結果、ささいなことが気になるように変化したのかもしれません。父の存在が、意外なところで役に立っていたとは……びっくり。
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自分のお金は自由に使わせてあげたいと思う気持ちは理解できますが、持病を抱えているあーちゃんの場合は、甘い飲み物を買える状況にある以上、制限をかけるのは仕方がないことですよね。ワフウフさん姉妹のように、複数人で介護をする場合は、資産の管理についても事前に意見をすり合わせておくと安心ですね。
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