「他人事だった」福祉専攻でも無知だった祖父2人の同時介護。現場で知った支える側の苦労と救い【体験談】

「他人事だった」福祉専攻でも無知だった祖父2人の同時介護。現場で知った支える側の苦労と救い【体験談】
「他人事だった」福祉専攻でも無知だった祖父2人の同時介護。現場で知った支える側の苦労と救い【体験談】

私が大学生だったころのエピソードです。当時、遠方に住む80代の祖父が2人とも体調を崩し、その年に亡くなるまでの間、親戚の家や福祉施設で要介護の状態になっていました。 

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あまり関心がなかった介護        

私の実家は、祖父母の家から離れた県外にあります。父親の仕事の都合で、小さいころから何度か引っ越しを経験し、親戚の家に遊びに行くのはお盆や正月休みなどのタイミングでした。

父方と母方の祖父が、ほぼ同じ時期に介護が必要となったときも、毎日通うことはできません。限られた機会の中で、高速道路に乗り、慣れない運転を家族と交代しながら向かったのを覚えています。

当時私は、大学で福祉を学んでいました。しかし、介護や高齢者の問題に関して特に詳しいわけではなく、なんとなく授業の中で介護に関する用語を目にしていた程度でした。

このように介護に関して問題意識がなく、自分とは直接関係ないと思っていましたが、祖父が要介護になった際、初めてこの分野を身近に感じるきっかけになりました。それまで、介護で具体的にどんなことが大変なのかを、現場感覚で把握していたわけではありませんでした。

介護する側のケアも必要        

介護の場合、ケアされる高齢者本人のしんどさや、弱い立場にある当事者を守らなければならないというイメージがありました。実際に親戚の叔父や叔母、いとこなどと一緒に手伝うこともありましたが、やさしかった祖父が幼い子どもに戻っていくように見え、複雑な気持ちになることもありました。

しかし、問題はそれだけではありません。介護する側やその周囲の人も、精神的・時間的な負担が重く、助けが必要だったのも事実です。

周りのサポートのおかげで

母方の実家は、祖父母以外の親戚が同居していたこともありとても助かっていたのですが、父方の祖父母は2人暮らしだったので、祖母の負担が大きくなってしまいました。そのため、両親は親戚と頻繁に連絡を取り合い、父は仕事の合間に帰省せざるを得ない状況でした。

私も実家の手伝いをしたり、学校を欠席したりすることがありました。そうした中でも、介護施設にいる職員の方々などが親身になって声をかけてくださり、とても励みになりました。周囲に丁寧かつ心理的なサポートがあると、親戚同士も協力しやすくなると感じました。

まとめ

2人の祖父の介護は、楽しいことばかりではありませんでしたが、自分の暮らしを見直すきっかけとなりました。あれから何年かたった現在では、そのときのこともなつかしく振り返ることができています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:福士あゆみ/30代女性・会社員

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
※一部、AI生成画像を使用しています。

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