「じゃあ、施設を出るのね!」母の思い込みを訂正するのは大変で #母の認知症介護日記 283

「じゃあ、施設を出るのね!」母の思い込みを訂正するのは大変で #母の認知症介護日記 283
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ
母の認知症介護日記/ワフウフ

先の見えないやりとりは、かなりしんどいです。

母の認知症介護日記/ワフウフ

しかも、うれしそうに「あの部屋を出るのね」なんて言われると、やっぱり自宅に戻りたいのかな……と考えてしまって、それはそれで複雑な気持ちになります。

あーちゃんの中では、施設を病院だと思っており、自分はそこに入院中だと考えています。老人ホームだと正しく理解しているときもありますが、基本的には病院という認識のようです。そのため、訪問医の先生と話した後に新しい糖尿病の病院へ行くことに決めたことを伝えると「じゃあ、私、あの部屋を出るのね!」と言いました。この言葉に私は驚いてしまったのですが、「病院を変える=退院する」と考えればそう思っても仕方ないですね。

病院は変えるけれど、部屋を出るわけではないと慌てて説明しますが、私の言葉をしっかりと聞いた後に「じゃあ、私はあの部屋を出るってこと……?」と、繰り返すだけ……。近ごろは、記憶力だけではなく理解力もかなり落ちていて、一旦思い込んでしまうとそれを訂正するのがものすごく大変なのです。

何度説明しても理解してもらえず、話は振り出しに戻り、そして話の着地点は変わらず……。これがなかなかつらいです。そして、何度も「あの部屋を出るのね!」とうれしそうに言われると、やはり自宅に戻りたいのかな……と、あーちゃんの本音を垣間見た気がして、複雑な気持ちになってしまいました。

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何度同じ話をしても理解してもらえず、さらに忘れ去られてしまうとなると、誰のせいでもないとわかっていても、気が滅入りそうです。なるべくお互いにストレスがたまらないよう、言葉選びや表現を見つけられるといいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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母の認知症介護日記

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