アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
ワフウフさん姉妹は、これまで母・あーちゃんが話す内容に「これは妄想? 作話?」と困惑することが何度もありました。しかし、このところなんとなく法則がわかってきました。ゼロから新たに話を作ることはありませんが、時系列はめちゃくちゃになっていて、15年も前に実在した父の浮気相手の話も、あたかも最近のことのように話しているのです。しかし、これだけできることが減っている現在の状態でも、あーちゃんは自分が認知症だとは思っていないようで、ワフウフさん姉妹は驚きを隠せません。ただ、できないことに落ち込んで自信をなくすよりはいいのかも……と、ポジティブにとらえることにしました。
友だち付き合いって難しい…
この日は、あーちゃんと認知症の診察を受けている病院へ行く日。しかし、前日は台風の影響で交通機関が乱れていて、当日も大混雑が予想されます。前回、電車を乗り間違えただけで不安になったあーちゃんのことを考え、今回の通院はワフウフさんのみで行くことにしました。処方箋をもらって、施設の最寄り駅で姉・なーにゃんとあーちゃんと合流する段取りになったのですが、それをなーにゃんがあーちゃんに説明したところ「わかったわ」という返事のあと、たった12分で「今日は病院の日じゃないの……?」とあーちゃんが言いだしました。短時間ですべて忘れたことに驚くべきか、それとも今日が病院の日だと覚えていたことを褒めるべきか……ワフウフさんは複雑な思いを抱えていました。

あーちゃんには、大学時代から親しくしているKさんというお友だちがいます。Kさんは、あーちゃんが認知症になってからも定期的にお誘いをしてくれて、姉・なーにゃんとKさん母娘の4人で会っていました。

しかし、先日Kさんを含む大学時代の仲良し4人組で会うという話を、直接あーちゃんとやりとりして進めていたことがわかりました。普段は「ひとりでは外に出してもらえない」と不満げなあーちゃんですが、Kさんとやりとりしている最中は、そこに気付かなかったようです……。

Kさんが施設の最寄り駅まで迎えに来てくれるという話になっていましたが、あーちゃんは最寄り駅まで行くこともできません。当日は、なーにゃんが施設で身支度を整えるお手伝いをして、最寄り駅まで送迎をすることに。