アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんには、なぜかワフウフさんが施設へ面会に行っている記憶が残っていないようで、面会に行くたびに仲良くしている入居者さんに張りきってワフウフさんのことを紹介しようとします。施設に入居してからは5カ月近くたっているので、当然ながら会う人たちも見慣れた皆さんです。でも、うれしそうに紹介してくれるあーちゃんの手前、ワフウフさんは「母がいつもお世話になっています……」と言うしかありません……。お相手の方も認知症の方なら、お互い「はじめまして」でも通用しますが、そうではない方だと曖昧な笑顔でやり過ごすしかなく、ワフウフさんは気をつかわせてしまったことに心苦しくなってしまうのでした。
ちょっと面倒くさいけど…
あーちゃんが認知症だとわかる2~3年前のこと。ワフウフさん姉妹と買い物をしていたあーちゃんは、総レースのトップスを気に入って手に取ったのですが「これはどうやって着ればいいの? スケスケじゃない! 胸が見えちゃうわ!」と言いだしました。裏地のない総レースのトップスなので、インナーにタンクトップやキャミソールを着るのが普通ですが、ワフウフさん姉妹が何度説明しても伝わらず、イライラしてしまったことがありました。思い返してみると、これも認知症の症状だったのでは……と。もっと早く認知症を見つけていたら、進行を遅らせることができたのではないかと、ワフウフさんは考えずにはいられませんでした。

先日、あーちゃんと私たち姉妹で出かけたときのこと。その日は土曜日で、駅はとても混んでいました。人の合間をぬって歩いていると、どうしても歩くのが遅いあーちゃんと離れてしまいます。そこで、声をかけて手を引いたのですが……。

うれしそうにクネクネするあーちゃん……。

あーちゃんの中では、「ひとりになる=ナンパされる=どこかに連れて行かれる」という流れになっているらしく、私ははぐれてしまうのを心配しているのに、あーちゃんはナンパされることを心配されていると勘違いしている様子。