
子どものころから、寝たきりの人の体がなぜあんなに重いのか不思議に思っていました。それは、父が祖母の介護でぎっくり腰になった日の記憶が鮮明に残っていたからかもしれません。
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もし自分が動けなくなったら…
実際に介護を始めてみると、その重さを身をもって体験しました。介護する側の健康管理がいかに大切かを痛感したのです。
「もし自分が動けなくなってしまったら、大切な人のお世話ができなくなる」
そう考えると、自分の体を大切にすることが、相手のためにもなるのだと気付きました。
体を無理なく動かす技
そこで、少しでもラクに介護ができないかと考え、さまざまな方法を探してみました。古武術(日本古来の武術)の技を応用した体の持ち上げ方を動画で見つけ、試してみることにしたのです。
驚いたことに、その方法を使うと、要介護の高齢者の体を動かすのがずっとラクになりました。力任せに持ち上げるのではなく、重心の移動や体の連動を意識することで、少ない力で動かせるようになったのです。介助する側の体への負担も軽くなり、腰への不安が和らいだように感じました。
ただし、このような方法は正しく理解しておこなうことが大切で、すべての介助に適しているわけではありません。相手の状態によっては無理に動かすことで負担をかけてしまう可能性もあるため、必要に応じて福祉用具を使うことや、専門職の助言や指導を受けることも重要だと感じました。
お互いにラクな方法で
この経験から、介護はできるだけ負担を減らして「ラク」にすることが大切だと学びました。
ただし、それは手を抜くという意味ではありません。より効率的に、お互いの体にやさしい方法を見つけることが大切なのだと感じました。
まとめ
介護する側もされる側も、笑顔で過ごせる時間が増えたことが何よりの喜びでした。介護を通じて、お互いを思いやる心が深まったように感じます。大変なこともありますが、こうして穏やかな日々を送れることに感謝しています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:鶴木シノブ/60代女性・主婦
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
※一部、AI生成画像を使用しています。
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