母の中で、楽しかった時間がなかったことに…悲しいけれど割り切るしかない #母の認知症介護日記 352

母の中で、楽しかった時間がなかったことに…悲しいけれど割り切るしかない #母の認知症介護日記 352
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

数年前の正月、おせちの中に入っていた人数分のお菓子を、1人で全部食べてしまった母・あーちゃん。この年のおせちにも同じお菓子が入っていたため、ワフウフさんは事前に取り分けておくことにしたのですが、今回はそれに加えて小さな大福も入っていて、あーちゃんは食べ始めてすぐに「私、あれ食べたい」とロックオン。とっさにワフウフさんが「あーちゃん、さっき取っていたよ。人数分だから!」とウソをついたところ、あーちゃんはワフウフさんの言葉を信じて諦めてくれたように見えたのですが……。夕方になって、あーちゃんを施設へ送ってきた後におせちが入っていたお重を見たところ、なんと大福はすっかりなくなっていたのです……。皆に確認しても食べた人はいなかったため、あーちゃんがワフウフさん姉妹の目を盗んで食べた可能性が高そうです。そんな中、ひとつうれしい出来事がありました。あーちゃんが、正月に孫たちへお年玉をあげることを覚えていたのです。認知症が進行する中でも、孫たちのことを気にかけている姿に、ワフウフさんは愛情を感じてうれしくなったのでした。

★前の話

大事なのは、楽しそうにしていた瞬間

1月2日。ワフウフさん姉妹は新年のセールへと足を運んでいました。爆買いを楽しんでいたところ、姉・なーにゃんのスマホにあーちゃんが暮らす施設から不在着信が入っていたことに気付きます。「具合でも悪くなっちゃった……?」と不安になり、急いで折り返したところ、電話をかけてきたのはケアマネさんで、用件は「あーちゃんが『明日、娘のところでお風呂に入るから、今日は入浴しない』と言っているけれど、大丈夫か」というものでした。たしかに、翌日はあーちゃんがなーにゃんの家に行く予定ではありましたが、お風呂の話は一切していません。それを伝え、予定通り施設でお風呂に入れてほしいとお願いして電話を切りました。しかし数分後……。またケアマネさんから電話です。あーちゃんが入浴を拒否し続けているらしく、なーにゃんが直接説得することに。その結果、あーちゃんは渋々了承してお風呂に入ってくれましたが、今後も体調や気分で入浴拒否が頻繁に起きなければいいな……と、ワフウフさん姉妹は心配していました。

母の認知症介護日記/ワフウフ

1月3日。なーにゃんは、あーちゃんを家に招いていましたが、私は翌日から仕事ということもあり、ゆっくり家で過ごしていたのですが、あーちゃんから「何時ごろに来てくれるの?」と電話がかかってきました。

母の認知症介護日記/ワフウフ

この日、私は行かないと言うと、あーちゃんはとても驚いています。そこで、おととい皆で集まったばかりだと伝えたところ……。

母の認知症介護日記/ワフウフ

「……そう?」とあいまいな返事が返ってきました。もしかして、皆で集まったことを覚えていない……?

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