ひとりで動けるうちはサークルや行事が充実している施設がオススメ【介護施設探しの体験談】

ひとりで動けるうちはサークルや行事が充実している施設がオススメ【介護施設探しの体験談】

ひとりで動けるうちは、サークルや行事が充実している施設がオススメと話すD.M.さん。おばあさまも入居した介護付き有料老人ホームのサークル活動での仲間たちとの交流を何より楽しみにされていたそうです。料金設定は高めではあったけれど、スタッフがとても親切で安心できるそうです。

ひとりで動けるうちはサークルや行事が充実している施設がオススメ

【プロフィール】
<入居者>祖母
<施設種類>介護付き有料老人ホーム
<入居年齢>70代
<介護度>要介護4
<入居期間>入居中(2020年12月時点)
<居住地域>兵庫県
<話を聞いたかた>孫

入居者との関係

母方の祖母です。当初一緒に入居していた祖父は亡くなりました。

医療的ケア・疾患、症状など

子宮がん後のリンパ浮腫がひどく、歩くことが困難になり、骨折後は車椅子生活です。また、認知症がひどくなり今はひとりでは何もできません。

入居を決めた時期と理由

阪神・淡路大震災で自宅が全壊し、それをきっかけに新しい家を借りるのではなく施設に入居することに決めました。祖父母とも足腰も弱ってきていましたし、子どもは母ひとりだったので、二人の老後の面倒を見るのは大変だと、施設に入ることを決めたようです。

祖母は、子宮がんの手術後にリンパ浮腫が悪化、近い将来、車椅子生活になることを予想していたこともあります。既に、祖父はやや認知症の症状も出ていました。動けるうちにと、早めに入居することを決めました。

施設の探し方

子どもである母がいつでも会いに行けるように、母の住まいの近くの施設を探しました。祖父母が入居したのは、その辺りでは有名な人気の施設でしたので、昔から知っていました。

もうひとつ近くに候補がありましたが、スペースが狭めで、かつ空きはなかったので、評判も良く既に見たことのあった現入居中の施設にと、特に悩むこともなくスムーズに手続きに至ったようです。すべて母が進めていました。

入居の手続き、ステップ

祖父母は、阪神・淡路大震災後は母の家にしばらく同居しておりました。

祖父母も一緒に見学して気に入ったので、引越しの準備をした次第です。見学会と説明会を済ませて、空いている部屋にすぐに入居できました。

荷物は少なめにして必要最小限の物のみを運びました。引越しは私も手伝い、スムーズに入居することができて、施設の人の紹介を受けました。みなさん親切に迎えてくれて、とてもあたたかいホームだと感じたのを覚えています。

入居して良かったこと

施設に入居して何より良かったことは、祖父母がたくさんの方と知り合うことができたことです。

祖母は元々社交的で、施設に入居したことで仲間が増え、会話も多くなり楽しそうでした。無口な祖父も皆さんと仲良くできたようで良かったと思います。

また手芸や園芸、コーラスなどのサークルが充実していたのも良い点です。祖父は園芸、祖母は手芸やコーラスにいそしみ、活き活きとしていました。

サークル活動で仲間と過ごす時間が楽しそうで、家族から見ても安心できました。

入居して大変だったこと

認知症がひどくなるまでは、そんなに問題はありませんでした。

しかし、認知症が悪化してからは、祖母が施設の人に怒鳴りつけるような問題が起き、薬で安定させるしか仕方ありませんでした。また出先のスーパーにおいて認知症のせいで万引きをしたこともあり、外出も禁止になったのです。活発な祖母は出かけられないことでイライラしていました。

しかしながら施設の人に迷惑をかけることになりますし、私や母が一緒でなければ外出はできません。祖母の精神状態が悪いときが大変でした。

入居を検討しているかたへのアドバイス

祖母が入居している施設は入居料金は高めですが、非常に親切でスタッフが親身になって動いてくれる施設です。入居するにあたっては、家族と本人どちらもが気に入った場所であることが何より重要です。またどのような施設なのかをしっかり見極めてから入居しなければ後悔するかもしれません。

ひとりで動けるうちは、サークルや行事が充実している施設が楽しいかと思います。広い施設であればたくさんの入居者さんと知り合いになることもできます。

※入居時点の情報であり、あくまでも個人の感想です。

★介護付き有料老人ホームについて詳しく知りたいかたは、こちらをご覧ください。

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