一人暮らしの伯父さまが老後の行き先を考え、自立型のケアハウスに入居されたケースです。元気なうちに入居する施設ということで、ある程度プライバシーが守られるマンション、アパートタイプかつ職員の巡回もある施設を希望、ケアハウスへ入居しました。自宅の処分などは本人だけでなく親戚がサポートすることで大きなトラブルが回避できるとK.A.さんは話します。
元気なうちに入居可能な施設は?プライバシーが守られながら職員のサポートもあるケアハウスへ<ケアハウス>
【体験者プロフィール】
<入居者>伯父
<施設種類>ケアハウス
<居住地域>東京都
<入居年齢>70代
<介護度>自立
<入居期間>2018年6月~
<話を聞いたかた>甥
※ 体験談は、利用者の入居時点の情報であり、あくまでも個人の感想です。
入居者との関係
伯父、父の兄になります。
入居を決めた時期と理由
叔母を病気で亡くして一人暮らしを続けておりましたが、老後生活の先行きを考えて自立型のケアハウスに入居することとなりました。
離れた土地に娘がいますが、すでに結婚もしており、同居はしないようです。
そのうえで財産の処分やこれからの生活を考え、元気な内にケアハウスでの生活を本人が選びました。
親類の私たちにも相談がありましたが、最終的には一人暮らしよりも安心だとみんな納得しました。
施設の探し方
自立型のケアハウスや軽費老人ホームなど、スタッフの巡回や食事のサービスがある場所を探しました。
またある程度のプライバシーを守って生活をしたいという希望がありましたので、団体生活を送るホームではなくマンションタイプやアパートタイプの支援型の施設への入居を希望しました。
インターネットでいくつかのサイトをチェックして、問い合わせしたり、パンフレットを取り寄せたりしました。見学に行くときには、親類が送迎や付き添いを行い、最終的に本人の希望した施設に決まりました。
入居の手続き
パンフレットの取り寄せ後、見学会に参加、入居状況や空き部屋などの見通しを数社にチェックしてもらいました。
最終的には2箇所の施設を候補とし、部屋が早く空いた施設に入居することになりました。
親類が3名が身元保証人になり、入居部屋が決定後、引っ越し作業を業者に依頼。一軒家からマンションタイプのワンルーム生活になるので、生前整理を依頼して処分する物と販売できるものを分けて、親類も手伝って自宅を整理しました。
売却は入居後に決定したこともあって、入居前後は本人も親類も忙しかったです。
入居して良かったこと
一人暮らしのため、連絡が取れないと心配なために、近隣の親類がよく様子を見に行っていました。
ケアハウスに入居してからは朝夕の見守り巡回があるので、トラブルなどにも未然に対処してくれると思っております。また、親類の手間が減りましたし、本人も買い物などの負担が減って気分的に楽になったとのことです。
入居時には約30万円程度の一時預かり金が発生し、月単位で20万円弱の賃貸料金が発生していますが、見てくれる人が近くにできたのが何よりも安心です。
入居して大変だったこと
入居後に、大変なことは今のところありませんが、入居前後の本人の自宅の片付けや住宅売買の手続きなどは大変でした。すぐに売れるものではありませんし、家の中の捨てられる物と粗大ごみでも引き受けてもらえない物と分別し、数回に分けてゴミ収集場へ運びました。
また引き受けてもらえないゴミは、業者に数回依頼して処分してもらいました。売買をした不動産会社とのやり取りも、本人と担当者の間に入り希望を伝えるのが大変でした。
入居を検討しているかたへのアドバイス
元気なうちに本人の希望を叶えるためには、本人が動ける内に主体的に施設を探してもらうのがいいです。
またなるべくサポートをして、一部の親類ではなく手伝える人は交代で家の片付けや、施設探しの送迎などを手伝う方が安心です。
なかには割高な施設もあるようですし、本人の希望と乖離がある可能性もなくはありません。第3者である親類がサポート、目を光らせることで、大きなトラブルが発生ぜずに契約ができると思います。
<参考>入居時にかかった費用と月々かかる費用
原則として満65歳以上で入居時に自立または要支援であるかた
●初期費用:不明
●月額利用料:20万円
※投稿者の申告によります