コロナ禍で制限される面会時、「帰りたい」という母に心が痛むことも<介護老人保健施設>【介護施設探しの体験談】

コロナ禍で制限される面会時、「帰りたい」という母に心が痛むことも<介護老人保健施設>【介護施設探しの体験談】

お父さまが入院したあと、忙しいご長男と暮らしていたY.O.さんのお母さま。コロナ禍で周囲の人との交流が減ったことから認知症が進み、汚れた下着の始末なども難しい状態になってしまいました。ケアマネの勧めもあり、施設への入居を検討、運よく通院していた病院に併設する介護老人保健施設に入居が決まりました。とはいえ、お父さまの入院費とお母さまの施設利用料を合わせると毎月30万円以上になり、家族の負担は大きいと話します。

コロナ禍で制限される面会時、「帰りたい」という母に心が痛むことも<介護老人保健施設>

【体験者プロフィール】
<入居者>母
<施設種類>介護老人保健施設
<居住地域>静岡県
<入居年齢>70代
<介護度>要介護3
<入居期間>2022年1月~
<話を聞いたかた>長女

※ 体験談は、利用者の入居時点の情報であり、あくまでも個人の感想です。

入居者との関係

実の母です。

入居を決めた時期と理由

母は自宅で未婚の長男(未婚)と暮らしています。しかし、長男は仕事が忙しく、平日の帰宅は夜になることがほとんどです。

一方、母は腰が悪く、またコロナ禍で人との交流が減ったこともあり、一日中ダイニングでテレビを見て過ごしています。もともと軽い認知症の気配は感じていましたが、加速的に認知症が進み、もともと悪かった腰の具合も悪化し、食事や汚れた下着の始末など、日中一人で過ごさせることに不安を覚えるような事が起き始めたことをきっかけに、施設探しを始めました。

施設の探し方

もともと付き合いのあったケアマネさんが認知症が進んだり、腰の具体があったしたりする母の様子を見て、「そろそろ本気で施設を探す必要が出てきたのではないでしょうか」と提案を受け、ケアマネさん中心に施設を探してもらうことになりました。

そうこうしているうちに腰の具合が悪化し歩けなくなってしまったことから、もともと通っていた病院に付属している老健にショートステイという形で数日間泊まることになりました。その後もたびたび面倒を見てもらっていましたが、最終的にその施設に空きができ、気心が知れていることもあり入所を決めました。

入居の手続き

ケアマネさんにいくつか施設の候補を提案してもらいました。そのうちの一つがもともと腰の治療のために通っていた病院が経営している老健だったので、何度かのショートステイを経て、本人が問題なく過ごせることを確認できました。そして施設に空きがでるのを待って入所となりました。

入居して良かったこと

入居させる前は、同居する者がいるとはいうものの日中は仕事で不在のため、一日中椅子に座ってテレビを見ながら過ごしていました。またお手洗いの失敗も多く、認知症もあるので汚れた下着の始末もうまくできていなかったようです。

入居したことで、本人は3食苦労なく食事ができるようになりましたし、レクリエーションを通じて人と話す機会も増えたので、家で過ごしているよりは調子が良さそうです。

また、自宅で過ごしているときのように、家が荒れたり汚れたりすることがなくなったため、同居している長男はずいぶん楽になったようです。

入居して大変だったこと

大変なことのひとつは金銭面です。

父が別の病院に長期入院しているため、両親合わせると毎月30万くらいかかっているため、負担するのはかなり厳しいです。もし同居している長男に子どもがいてお金がかかるような状態だったらどうなっていたのだろうと思います。

また、母も家にいるより調子はいいものの、家に帰りたいという気持ちが強く、家族に会えないこともさみしそうです。

基本的にはコロナで面会ができませんが、運よく会えたときに涙を流して喜ぶ母を見ると、少し心が痛みます。

入居を検討しているかたへのアドバイス

どうしても後回しになってしまいがちですが、事前にケアマネさんや本人とよく話をして、どういう暮らしだとストレスがないかを相談しておくとスムースだと思います。

地域によっては入居までものすごく待つところもあるので、早めに希望を出しておいたほうがいいと思います。

また、事前に金銭面に不安がないか確認しておくことも大切です。聞きづらいとは思いますが、年金を毎月どれくらいもらっているか、使っていいお金はいくらあるのか、自分たちが補助するならいくらまでなら出せるのかを明確にしておかないと、入居できたとしても途中で破綻してしまうと思います。

<参考>入居時にかかった費用と月々かかる費用


利用料
・食材費及び調理費:1,800円/日
・光熱水費相当:4人部屋 460円、1人部屋 1,800円
・他、日用品費、教養娯楽費等は実費

※編集部調べ(参照・厚労省 介護サービス情報公表システム)

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