良いホームは、スタッフが明るくて、大きな声で挨拶してくれる【介護施設探しの体験談】

良いホームは、スタッフが明るくて、大きな声で挨拶してくれる【介護施設探しの体験談】

今回は、お父様が有料老人ホームに入居したケースです。

良いホームは、スタッフが明るくて、大きな声で挨拶してくれる

【体験者プロフィール】
<入居者>父
<施設種類>有料老人ホーム
<入居年齢>83歳
<介護度>要介護2→4
<入居期間>10年
<現在>入居中
<話を聞いたかた>長女

入居者との関係

父です。母が亡くなってから一人暮らしをしていました。近くに住んではいましたが、私も仕事をしていたので、父が望むように面倒を見ることができませんでした。

入居を決めた時期と理由

自宅で脳梗塞を起こしたことです。幸い、大事には至りませんでしたが、医者から「次に何かあったら命の保証はできない」と言われました。しかし、どんなに老人ホームへの入居を勧めても、母が祖父母を自宅で看取ったこともあって、「お前たちが看るのが当たり前」「家で死にたい」となかなか首を縦に振りませんでした。父の面倒を自分で看られないことは、いつも後ろめたさを感じています。

施設の探し方

幸い、すぐにどこかの施設へという状況ではなかったので、HPで情報を探しながら、何軒かをピックアップ、実際には3軒の施設を見学しました。うまく言えませんが、雰囲気とか相性とかはある気がします。最初に見学したホームは、父も、私も「ここは違う」と感じましたから。最終的に入居したホームは、まず兄嫁と私が見学してから、父を連れて行きました。しかし、入居することになかなか首を縦に振らなかったのですが、ホーム長が何度も自宅に来て話をしてくれて、「あいつがいるところならいいか」と納得したようです。

入居の手続き

父は自分が弱ってきたことを自覚していて、自分のお金の管理は夫に任せていたので、比較的スムーズだった気がします。とはいえ、手持ちのお金は入居金でほぼ使い切ってしまったので、いささか不安は残りました。

入居して良かったこと

入居することをあれだけ拒否していた父ですが、その後、一度も「家に帰りたい」と口にはしませんでした。元教員で面倒見がよい父は、若いスタッフの世話を焼いたり、心配したりすることが、ひとつの生き甲斐になっていた気がします。

入居して大変だったこと

施設長やスタッフと早い段階で関係が築けていたので、あまり大変だと思ったことはありません。皆さんが自分の父親のように接してくださっていたことで、父を自宅で看られないという私の後ろめたさを少しですが軽減することができました。

入居を検討しているかたへのアドバイス

お金以外で大切なのは、そこで働いているスタッフだと強く感じています。特に、ホーム長の人柄や介護に対する考えは、ホームの雰囲気に大きく影響します。ホームに見学に行く場合は、ぜひ、そこを見てください。良いホームは、スタッフが明るくて、大きな声で挨拶してくれます。

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