静岡県菊川市の社会福祉法人白翁会がベトナム人の介護技能実習生4人を採用。2019年12月2日に辞令を交付し、特養ホーム千寿の園と障害者支援施設光陽荘に2人ずつ配置した。
採用されたのは、10~20代の女性4人。監理団体を通じて採用担当者が現地で面接を実施した。選考に進んだ4人は、約8カ月、母国で日本語と介護技能についての研修を受けた後、10月に来日したという。来日後は研修センターで、日本語や日本の生活ルール、介護について学んでいた。
「介護技能実習生」とは、日本で外国人介護職員を雇用できる4つの制度の1つ。諸外国への技能移転を目的に、外国人を現場に一定期間受け入れ、OJTで学んでもらい、帰国後は日本で修得した技能等を要する業務に従事、母国の発展に役立てることを目的とした制度だ。白翁会は、国際貢献と施設の人手不足解消のために早い段階から導入に取り組んできた。
ベトナムから来日した実習生は辞令交付式で「日本の介護の技術と精神を学び、ベトナムの介護に貢献したいと思っています。皆さんと一緒に利用者様が、安全で明るく楽しく暮らせるように努力したいと思っています」と決意の言葉を述べていた。
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