お父さまが介護付き有料老人ホームに入居されたケースです。
病院から施設へ。ケアマネの推薦する施設へ入居
【プロフィール】
<入居者>父
<施設種類>介護付き有料老人ホーム
<入居年齢>86歳
<介護度>要介護3
<入居期間>5年
<現在>逝去
<話を聞いたかた>長女
入居者との関係
父です。86歳で介護付き有料老人ホームに入居、5年間を過ごしたあと、91歳で亡くなりました。
入居を決めた時期と理由
心臓が悪く、手術をしたあと入退院を繰り返していました。食事制限もあって母の負担は大きかったのですが、兄も転勤で地方にいたし私もフルタイムで仕事をしていたので、なかなか母の手助けはできませんでした。最後に入院していざ退院となったとき、ドクターから「ふたりきりで生活するのは難しいのではないか?」という話があり、有料老人ホームへの入居を決めました。病院から直接ホームへ連れて行きましたが、父は最後まで「家に帰る」と抵抗していました。
施設の探し方
ケアマネさんの推薦です。建物などの施設は古かったのですが、入居金がかからなかったこと、職員の対応などのソフト面が良いということでした。最終的に兄が見に行って決めました。病院から直接入居する必要があったので、時間的な余裕はあまりありませんでしたね。
入居の手続き
入居金は必要なかったので、手続きが大変ということはありませんでした。「パパの面倒を一人でみているママがかわいそうでしょ」と、「家に帰りたい」と入居を説得するのは私の役目でしたが、けっこう大変でした。でも入居を決めてからの切り替えは早くて助かりました。「ママのことはちゃんとしたってよ」と言っていましたね。
入居して良かったこと
やはり母の負担が軽くなったことでしょうか。父の心臓がいつ悪くなるかわからないという不安からも解放されました。
入居して大変だったこと
大変ということではありませんが、介護士さんはみんな男性でちょっと暗い印象を受けました。私にはものすごく丁寧な対応をするのに、父のわがままにイライラしてぞんざいなものの言い方をしたり、にらみつけたりする場面に何度か出遭ってショックを受けました。それを見るのがいやで少し足が遠のいてしまいました。
入居を検討しているかたへのアドバイス
入居金がないタイプを選ぶと、入居手続きは楽かもしれません。入居金がなくて助かったけれど、やっぱり建物はそれなりに古かったですから。費用とハードは比例するんですね。