診察、薬代など想像以上に医療費の負担が増えて不安【介護施設探しの体験談】

診察、薬代など想像以上に医療費の負担が増えて不安【介護施設探しの体験談】

おばあさまが介護付き有料老人ホームに入居された岐阜県在住のY.T.さんの体験談です。入居にあたっては事前の情報収集が重要だと話します。

診察、薬代など想像以上に医療費の負担が増えて不安

【プロフィール】
<入居者>祖母
<施設種類>介護付き有料老人ホーム
<入居年齢>80代以上
<介護度>要介護3
<入居期間>2019年01月~
<居住地域>岐阜県
<話を聞いたかた>長女の子

入居者との関係

祖母です。昼間は訪問ヘルパーさん、夜は母がみていました。

医療的ケア・疾患、症状など

認知症の症状が現れはじめてから脳梗塞を発症しました。

入居を決めた時期ときっかけ・理由

自宅での介護に限界を感じていくつかの施設への申し込みをしました。自宅では訪問ヘルパーさんに来ていただいて、おむつ交換や退位変換などをお願いしていました。ですが、夜間は母がひとりで祖母のおむつ交換をしたり、様子を気にしたり等をしていて、睡眠不足と精神的にもかなり疲れていたため、私を含めた同居家族などで施設への入居を検討、何箇所かに申し込みをしました。

施設の探し方

デイサービスとショートステイを利用するためのケアマネジャーさんがいましたので、まずその方に相談しました。勧められた施設はケアマネジャーさんが所属しているところだったのですが、特別養護老人ホームに比べて利用料金負担が高く迷いました。その後、私の方で主人とどんな施設があるのかをインターネットのサイトで調べてみました。そこを含めた複数の施設に、実際に話を聞きに出向いて家族と相談をし申し込みをしました。

入居の手続き・ステップ

複数の施設の概要や利用料金などを事前に調べておき、実際に足を運んで担当者の方から話を聞きました。それを基に施設を選び、家族と相談をして申込用紙に必要事項を記入し持っていきました。その際には、担当しているケアマネジャーさんにいただいた必要書類も提出しました。申し込み時点では多数の方が入居を待っていましたが、当時の介護度は要介護5だったこともあり比較的早くに入居ができました。

入居して良かったこと

車椅子に乗って移動することができない状態でしたので、自宅ではベッドの上で食事もしていました。しかし入居してからはスタッフの方が車椅子に移乗して移動、他の入居者のかたと一緒のテーブルで食事ができるようになりました。その点は本当に良かったと思います。また、日中寝ている時間が長く夜起きている生活になっていましたが、入居後は生活リズムが取り戻せた点も良かったです。高齢ですが健康状態も入居した当時と大きな変化はなく保たれているようですから、スタッフのかたに感謝しています。

入居して大変だったこと

一番大きなことは、利用料金の負担が想像していたよりも高くなってしまったことです。本人の健康状態によるところもあって仕方がないのですが、提携先の医療機関の先生の診察代や薬代などの医療費負担も増えている点が大変だと感じています。

入居を検討しているかたへのアドバイス

担当のケアマネジャーさんに相談する前に、できる限り介護施設の情報を集めておくと良いです。利用料金や施設の概要などは説明を受けたその場で決めることは難しいものですから、ある程度事前に決めておかれると手続きなどもスムーズにできると思います。本人の気持ちも尊重しながら、介護する側の負担を軽減させるためには、施設への入居は望ましいと思います。

衣類の洗濯は施設のスタッフのかたがしてくださるので頻繫に行く必要はありませんが、定期的に顔を見に行ったり、足りない日用品などを持っていったりすることもありますので、入居する施設は通いやすい場所が良いと思います。

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