アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
自分の年金が夫に取られるかもしれないと不安そうにする母・あーちゃんに対し、ワフウフさんは「自分のお金で払ってきた年金だから、見せない! と言えばいい」とアドバイス。しかし、あーちゃんは「言えない……」と弱々しく言うので、ワフウフさんは少しキツい口調で自分が思ったことを自分の言葉で伝えるように言ってしまいました。その後、特に何も報告がなかったため、姉経由でどうなったのか確認すると……「私が払ってきた年金よ! 見せる必要ないじゃない!」と、ドヤ顔。無事に解決したようでひと安心ですが、さも自分が考えて言ったような口ぶりに、ワフウフさんはちょっとモヤモヤ……。
オシャレ心は忘れていない
いつものように病院の付き添いをしていたところ、あーちゃんが「あと1週間分あるはずなのに、薬がもうないのよ!」と言いだし、姉はビックリ。ないと訴えているのは持病の糖尿病の薬なので、あーちゃんには欠かせません。詳しく話を聞こうにも記憶が曖昧なため、結局家まで行って捜索することに。ただ、家には顔を合わせたくない父がいたため、不便でも姉は家の外から指示を出すだけ。結局「絶対にない」と本人が断言していた場所から見つかり、認知症に「絶対」はないということを目の当たりにしました。
薬がないと大騒ぎした日、病院のスタッフからは口々にこう言われました。つまり、あなたが行けば? ってこと……。
姉はこう答えるのが精いっぱい。
あーちゃんがいつもこうアピっているので、すっかり「仲良し親子」のイメージがついているのかもしれません。でも、こちらにもいろいろな歴史や事情はあるわけで……。