周りからの何げない言葉「家族ならやるのが当たり前」という無言の圧を感じて… #母の認知症介護日記 87

周りからの何げない言葉「家族ならやるのが当たり前」という無言の圧を感じて… #母の認知症介護日記 87
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ
#母の認知症介護日記 87

オシャレ心を持ち続けているのはいいことだけど、足元が心配だからヒールはもうやめてほしいです……。

薬がないとあーちゃんが大騒ぎした日。姉は、看護師さんや薬剤師さんなど、あらゆる人たちから、「あなたが家に行って薬を確認すれば?」といった内容のことを言われたようです。毎週欠かさず私たち姉妹のどちらかが付き添っているので「仲良し親子」だと思われているのかもしれませんが、こちらにもいろいろと歴史や事情はあるわけで……。簡単に口出ししてほしくないのが本音。

多少無理してでもやってあげると、周りからはそれが当たり前だと思われてしまう現状は、私たち姉妹にとって納得がいきません。これから負担が大きくなっても、「やるのが当たり前」だと思われ続けるのであれば、かなり気が重いです。

薬がないと大騒ぎしていたあーちゃんですが、この日は一緒に買いに行ったかかとの低い靴を履いていませんでした。姉が理由を聞くと、素材感が季節外れだからとのこと……。薬の場所はわからないのに、靴の素材と季節感の関係性は理解できているという、不思議な状況。でも、今もオシャレは続けているので、いつまでもきれいでいたいと思う気持ちは持っていてほしいです。

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毎回病院に付き添っていると、周りからは姉妹で積極的にサポートしているように見えますが、なんとか都合をつけてやっていることでも、周りからは「当たり前」に見えてしまうのはたしかにモヤっとしてしまいそうです。介護は育児と違って、成長とともに手が離れることはないため、自分の生活を守りながら無理をせずに関わるというのも大事かもしれません。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

母の認知症介護日記

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