私の祖母は、もともと認知症を患っていました。ですが、日常生活に支障はなく、介護などのその先のことは考えてもいませんでした。そんな中、祖母の認知症が進行して介護が必要になり、壁にぶち当たったときの体験談です。
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介護は思ったより大変だった
私は数年前、祖母の介護をすることになりました。祖母はもともと認知症を患っていましたが、日常生活のほとんどをサポートするまでに認知症が進行してしまったのです。
最初は戸惑いや不安もありましたが、祖母の笑顔を見るたびに、私も介護を頑張ろうという気持ちになりました。
信頼関係を築く大切さ
祖母の介護は、身体介助から日常生活のサポートまで幅広くおこなう必要がありました。特に、食事や入浴の介助は祖母にとって大きな負担だったようで、最初は抵抗がありました。
しかし、少しずつ慣れていくうちに、祖母とのコミュニケーションも増え、お互い信頼関係が築けるように。信頼関係が築けたことをきっかけに、介護がスムーズにできるようになりました。
介護を通じて実感したこと
祖母の介護を通して、家族との絆も深まりました。私だけでなく、両親や兄弟も祖母の介護に協力し、一緒に支え合いながら祖母を大切にサポートしていました。私たちが忙しいときは、母が祖母の主治医との連絡や病院への付き添いなど、さまざまな面でサポートしてくれました。
介護の中で一番大変だったのは、祖母の認知症による暴言や暴力でした。祖母は時折、私たちに対して攻撃的な態度を取ることがあり、そのたびに心が折れそうになりました。私たちのことを認識しにくくなっていたのです。しかし、祖母が認知症であることを理解し、冷静に対応することが大切だと学びました。
祖母の介護を通じて、自分自身も成長することができました。祖母の笑顔や感謝の言葉を受け取ると、介護の大変さや苦労も報われると感じます。また、人とのつながりや家族の大切さを再確認することができました。
まとめ
介護は決して簡単なことではありませんが、愛情と思いやりを持って向き合うことで、支え合いながら乗り越えることができると感じました。祖母の介護を通じて、私は家族や人間関係の大切さを改めて実感し、これからも大切な人を支えていきたいと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
文/藤田悠人