たまに、こうして私に濡れ衣を着せてきますが、癒やされています。
しかし、いつまでたってもあーちゃんは、私のペット事情を把握できず……。
期限が迫っていた高齢者向け無料乗車券の手続きをするため、私たち姉妹はあーちゃんと一緒に区役所へ足を運びました。しかし、あーちゃんのカード入れの中には更新済みの無料乗車券が入っていて、あーちゃんは一連の手続きをすべて自分で済ませていたようです。
ちゃんと自分でできていたのは喜ばしいことですが、それなら今日区役所に来る必要はなかった……と、脱力してしまいました。あーちゃんには、もう自分で手続きをしていたから大丈夫だと伝えましたが、現行の券面は使用期限が和暦記載、新しい券面は西暦記載になっているからなのか、あーちゃんは大混乱。何度説明しても理解できていない様子で「どういうことなの!?」と何度も繰り返し言っていました……。
介護や育児、家事で目まぐるしい日々を送る私は、家で飼う2匹のワンちゃんにいつも癒やされています。でも、あーちゃんはいまだにワンちゃんの名前も何匹いるかも覚えてくれません。1匹はすでに7年も飼っているというのに……。もしかしたら、7年前にはすでに症状が出ていたのかも……!?
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国や自治体から発行される書類は、ほとんどデザインが変わらずに使用期限だけ変わっているケースが多いですよね。でも、肝心の使用期限が和暦の記載から西暦の記載に変わっていて、数字が怪しくなっているあーちゃんは、新しいものに変わったのかどうかの判断がつかなかったようです……。年度によって券面の色を変えたり、デザインを毎年リニューアルしたり、もう少し視覚的に判断できるような工夫がされると、あーちゃんのような認知症を抱えている人にはありがたいですよね。
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