高校時代の元クラスメイトから、「クラス会に出ないの?」と電話があり、初めてクラス会のことを知りました。妻と私は高校時代のクラスメイト。私の母の介護をしてくれている妻を誘って一緒に参加したいと思ったのですが……。
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1年以上、会話ナシの妻
妻にクラス会の招待状が来てないか聞ければよいのですが、私たちは親の介護のことで揉めており、妻とは1年以上、話をしていません。
寝室のゴミ箱にクシャクシャになって捨ててあったのは、クラス会の招待状でした。単に捨てるだけでなく、クシャクシャにして捨ててあったのは、妻が私の親の介護ストレスを抱えているからだと思ったのです。
あなたと一緒なら行かない
妻の日々のストレス発散になるかもしれないと思い、妻に「クラス会に一緒に出ないか」と誘ってみると、「あなたが一緒なら行かない」と言われてしまいました。私は「そんなこと言うなよ」と笑ってみるものの、私とは対照的に妻の目は怒りに満ちていました。
母からも嫌味を言われる始末
結局、妻だけクラス会に出ることになったのですが、私の母からは「私の介護をするのが、どうしてあなたなのよ。ストレスになるじゃない」と嫌味を言われる始末。私は何も言い返せませんでした。
しかし、クラス会の記念写真に映る久々の妻の笑顔を見て、なんだかうれしくなったのでした。
まとめ
介護は終わりが見えず、一生このままの生活が続くように思いがちです。そんな介護生活に必要なことは、息抜きだと思いました。これは介護する側だけでなく、要介護者にとっても必要なことかもしれません。息抜きは、サボることでも贅沢なことでもなく、介護を無理なく続けられるようになるコツだと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:雨田降男/50代男性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)