転んで歩けなくなるようなことになる前にというご本人の希望により、介護付き有料老人ホームにお母さまが入居された北海道のT.S.さんの体験談です。
「かけ流し天然温泉付露天風呂」のある施設は温泉好きなお母さまも大満足
【プロフィール】
<入居者>実母
<施設種類>介護付き有料老人ホーム
<入居年齢>80代
<介護度>要支援2
<入居期間>2018年11から
<居住地域>北海道
<話を聞いたかた>長女
入居者との関係
実母です。本人の希望で介護付き有料老人ホームへ入居しました。
医療的ケア・疾患、症状など
入居時点では特にありませんでした。
入居を決めた時期と理由
自宅で生活しているとはいえ、常に誰かが母の面倒を見ることは難しい状況でした。万が一転んだり怪我をしたりして歩けなくなるようなことになる前に介護付有料老人ホームに入居したいと本人が言いました。家族としては、寂しく、心配で、反対の意見も出ましたが、最終的には本人の希望を優先し、介護付き有料老人ホームに入居しました。
施設の探し方
入居候補の10カ所以上の施設を家族で見学して、一番良いと思った介護付有料老人ホームに入居しました。自宅から近く、評判も良くてコンセプトがしっかりしていたのが一番の決め手です。一人部屋の空きもあり、母だけでなく家族みんなの意見が一致しました。
入居の手続き、ステップ
まずは予約して、施設内を見学しました。と同時に、入居するときに必要なものの説明を受けました。その際、空きがあるという情報も聞きました。申し込み、入居日が決定、入居という流れです。とはいえ、最初からすべての荷物を持っていく必要はなく、後から家族が持っていくことが可能でした。
入居して良かったこと
母が入居した施設は快適に過ごすことのできるとても魅力的な環境です。施設内には「かけ流し天然温泉付露天風呂」があり、毎日温泉に浸かることができます。母は温泉が好きで、60代から70代のころは毎週温泉に行っていましたが、この数年はなかなか行けずにいましたが、この施設では毎日温泉に入ることができて、とても嬉しそうです。
入居して大変だったこと
大変なのはやはりお金の問題でしょうか。年金だけで費用をカバーすることはできないので、母の貯蓄と父の遺産で補っています。年金でカバーできるようなシステムになってくれればありがたいですが、こればかりは社会問題なのでなんとも言えません。私たちの世代が入居するときは年金もほとんどもらえないはずですから、母の状況を見ていると、自分たちのときのことが心配になります。
入居を検討しているかたへのアドバイス
後悔しないようにいろいろな施設を見て回ることをお勧めします。施設によって環境も違います。実際に見学してみると、あまりきれいではない施設もありましたから。料金だけでなく、総合的に見て判断しないと後で後悔することがあるかもしれません。また人気の施設はなかなか空きがでないので、タイミングが難しいですね。そして、家族でしっかりと冷静に話し合いをすることも重要だと思います。