必要な検査を終え、あとは結果を待つのみとなりましたが、楽しみなような……そうでもないような……。複雑な気持ちです。
MRI検査を受けるために訪れた病院でも、検査の前に一応診察がありました。診察室で待っていたのは、30代後半くらいのやさしそうな女医さん。新しい病院からの紹介状を持って受診していたため、基本的な情報は伝わっていると思い、安心していたのですが……。あーちゃんへの第一声が、まさかの「物忘れがひどいんですか?」で、姉妹そろって驚がくです。あーちゃんも、なんとなく表情が強張っていて、私たちは冷や汗をかきながらあーちゃんの現状について伝えました。
この女医さんは、「認知症」や「憎悪」といった言葉が書かれているカルテを、ためらいもなくあーちゃんに渡そうとしていて、最後までハラハラさせられました。結局、このあとバタバタと検査に行ったからなのか、あーちゃんの記憶には残らなかったようで、ホッと胸をなで下ろしました。
この日も、あまり調子が良いとはいえない状態だったあーちゃんですが、問診票には自分の住所をちゃんと書くことができたので、姉妹で密かにガッツポーズです。いろいろありましたが、無事に検査は受けられたので、あとは結果を待つのみ。診断をつけてもらって、具体的な治療に進めますように……!
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紹介状があれば、今の状況が共有されるというわけでもないのですね……。好印象だった新しい病院からの紹介ということで、余計に期待していた部分もあったのではないでしょうか。でも、とりあえず検査を終えられたので安心です。認知症と診断されてから1年半で、どのような状態になっているのか、知りたいような知りたくないような……複雑な気持ちになってしまいますね。
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