「においがトラウマに…」祖母の介護で経験した、幼いころの忘れられない記憶とは【体験談】

「においがトラウマに…」祖母の介護で経験した、幼いころの忘れられない記憶とは【体験談】
おむつのにおいがトラウマになってしまったイメージ

私が小学生のころ、父方の祖母が寝たきりになりました。父は再婚したばかりで、新しいお母さんに気を遣っていたのか、祖母の介護はすべて自分でおこなっていました。朝と晩の1日2回、紙おむつを替えていましたが、幼い私にはそれが少ないように感じられました。

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介護を手伝いたいけれど…

そんな父と祖母の姿を見るたび、「私ももっと手伝いをしなければ」という思いが胸を締め付けました。でも、なかなか行動に移せずにいました。自分の排せつ物さえ直視できなかった私が、祖母の紙おむつを替えるなんて、想像もできなかったのです。

意を決して紙おむつを替えるも

ある日、意を決して「私もおばあちゃんの紙おむつを替えてみる」と父に言いました。そして、実際に何度かお手伝いをしました。祖母の排せつ物を目の当たりにし、強烈なにおいにも襲われ、正直少しショックでした。幼い心に小さなトラウマが刻まれたのを覚えています。

もっとお手伝いができる子だったらよかったのに……という後悔の念と、介護の大変さを身をもって実感した経験でした。あのとき、精一杯やっていた父の姿を改めて尊敬しています。

介護する側の心身を守るために

今、介護について考えることがあります。経済的に余裕があれば、専門の介護士さんにお願いするのが、本人にとっても家族にとっても良いのかもしれません。もちろん、家族が家で介護できるのが理想的ですが、介護する側の心身が壊れてしまっては元も子もありません。

まとめ

私の経験から、介護は決して簡単なものではなく、介護する側もサポートが必要だと感じています。少しでも楽しく、そして負担を少なく介護できるような工夫がもっと広がれば良いなと願っています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:宮本まゆ/60代女性・主婦

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)

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