母「私、板挟みになっているのに!」いやいや、それはこっちのセリフ! #母の認知症介護日記 168

母「私、板挟みになっているのに!」いやいや、それはこっちのセリフ! #母の認知症介護日記 168
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ
#母の認知症介護日記 168

結局、父は何がしたいんだろう……?

父とダンスサークルへ行きたいと言うあーちゃんにイラッとしてしまい、つい冷たく言ってしまった私に対し、あーちゃんは「そんな言い方しないでよ。私、板挟みになっているのに」と言いました。え? どちらかというと、私たちのほうがあーちゃんと父との間で板挟みになっていると思うのですが……?? 納得がいかなかった私は、また強い口調であーちゃんに言い返してしまいました。すると、今度はちゃんと父に断ったようで、父はひとりで出かけたとわざわざ電話で報告をしてきたあーちゃん。

しかし、しばらくたってからまた電話をかけてきて、ダンスを断ろうとしたのに父が部屋にいないと言いだします。ついさっき、自分が断ったから父はひとりで出かけたと言ったことは、もう忘れてしまったようです……。こんな状態のあーちゃんを怒っても、何も意味はないと頭ではわかっているはずなのに、うまく感情をコントロールできない自分がもどかしいです。

そして翌日。今度は姉にあーちゃんから電話がありました。どうやら、父に警察に行くから支度をするように言われ、断れなかったようです。ただ、本当に警察まで行ってしまったのかどうかは、よくわかりません。話している内容も、いつどこでの話なのか定かではなく……。一体父が何をしたのか、姉妹であれこれ考えるしかできませんでした。

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ついさっきのことも忘れてしまう今のあーちゃんには、何かを言い聞かせるというのは難しくなってきました。父が一体何を考えているかはわかりませんが、本人を連れて行かれてしまうと何でも手続きができてしまいそうなのが、おそろしいですね。これ以上事態がこじれる前に、何かできることが見つかることを祈るばかりです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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母の認知症介護日記

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