
診察=薬をもらう日と思っているあーちゃん。次は薬がないと言いだします。


いつものパターンがちょっとでも崩れると、ここまで対応できなくなっているんだなと思ったのでした……。
何度言い聞かせても、あーちゃんは父と出かけてしまう。それが認知症のせいだと頭ではわかっていても、あーちゃんに対してイライラが隠せないことも多々……。でも、姉・なーにゃんから「あーちゃんを怒るのは逆効果だと思う」と言われ、私も納得。何度でもやさしく言い聞かせ、何かやらかしてしまったときには怒らず尻ぬぐいをする、というのを心掛けることにしました。今は、あーちゃんと信頼関係を保つことが最優先です。
このごろ、あーちゃんは父と出かけた言い訳に「うまいこと言うから、すぐにだまされちゃう」と言うようになりました。さらに「自分の夫がひどい人だなんて思いたくない」とも言うように……。後者は言い訳でもあるけど、おそらくあーちゃんの本音なのだろうと思います。今、父がかけてくれるやさしい言葉に、裏があるなんて思いたくないのでしょう……。私たち娘にできることは、常に父の行動に目を光らせ、何かやらかしたときにはその都度解決するだけ。そして、あーちゃんには淡々と父がひどい人だと言い聞かせるしかありません。
あーちゃんが信じたいと思っている父のせいで、病院にもいろいろと相談する事態になっているのですが、あーちゃんは私が病院のスタッフと何を話しているのか理解できず……。先生とお話があると言うと、それが診察だと勘違いして、薬をもらわないといけないと騒ぎだし……。何度も何度も説明して、ようやく納得してくれましたが、いつものパターンを崩されるだけでこんなに混乱してしまうのかと困惑してしまいました。もう、決まったパターン以外には対応できなくなっているようです。
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これだけ多くのことを忘れるようになっても、父のことを信じたい、ひどい人だと思いたくないという感情が残っているのであれば、やはりそれはあーちゃんの本音なのかもしれません。ワフウフさん姉妹にとっては複雑だと思いますが、誰が悪いわけでもないことがわかっているからこそ、怒りをどこにもぶつけられない状況はつらいですね。自分の感情をコントロールしながら認知症と向き合うのは、簡単にできることではないですよね。
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