
50歳ごろから高血圧や高脂血症を指摘され、降圧剤や高脂血症治療薬を飲み始めたあたりから、男性機能の低下を自覚するようになりました。何とか回復できないかといろいろと試してみましたが、相手も自分自身も納得できるような結果は得られませんでした。
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泌尿器科で治療薬を処方してもらう
そんなとき、思い切って泌尿器科を受診し、勃起不全治療薬を処方してもらうことにしました。最初に出されたのはバイアグラ(陰茎の血管を拡張し血流を増やすことで、勃起をサポートする治療薬)でした。
医師の指示通り、就寝の1時間ほど前に服用したところ、効果ははっきりと感じられ、久しぶりに自信を取り戻すことができました。相手にも満足してもらえたことが何よりうれしかったです。
効果が出ない!?
その成功体験が自信となり、妻と新婚旅行で訪れた思い出の場所を再び訪れることにしました。せっかくだからと気持ちが高まり、宿泊先のホテルのレストランで焼き肉をたくさん食べ、いつもより多めにお酒も飲んで、バイアグラを服用しました。ところが、気持ちとは裏腹に、その夜はまったく効果が現れませんでした。
せっかくの思い出の旅行が台なしになったようで、恥ずかしさもありましたが、妻は「そんなこともあるよ」と気づかってくれました。
服用方法にもポイントがあった
帰京後に医師に相談したところ、バイアグラは脂っこい食事の影響を受けやすく、特に食後に服用すると吸収が悪くなることがあると聞き、ようやく原因がわかりました。さらに、アルコールの影響も加わって、薬の効果が発揮されなかった可能性もあるとのことでした。
その後は、食事の影響を受けにくいタイプの薬(シアリス)を処方してもらい、今のところ問題なく過ごせています。
まとめ
この一件で、どんな薬であっても正しい使い方をしなければ期待通りの効果は得られないことを痛感しました。年齢とともに体力や機能が変わっていくのは自然なことですが、それにどう向き合うかは自分次第なのだと感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田 徹矢 先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
著者:白井次郎/70代男性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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