
香りやにおいは、ときに人間関係や日常に意外な影響を与えるもの。今回は、ちょっと気まずくなったり、笑い話になったりした「におい」にまつわる体験談を紹介します。
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柔軟剤の香りが苦手…
新しく入ったパートの人と初めて同じシフトになった日、すれ違った瞬間に強い香りがふわっと漂ってきました。最初は香水かなと思ったのですが、どうやら柔軟剤の香りだったようです。好みの問題かもしれませんが、私には少しきつく感じられました。それ以来、すれ違うたびに同じ香りが鼻をつき、正直、気になってしまいます。柔軟剤も入れ過ぎると周囲に影響することがあるのだと、改めて感じました。(浅岡翔子/60代女性・パート)
悪夢が再び…
コールセンターで派遣として働いていたときのことです。職場に、なかなか強烈な体臭を放つ男性がいて、私は「これは加齢臭かな」と思い、その方の近くに行くときは、つい息を止めてしまっていました。
それから10年ほど経ったある日、知人からもらった消臭効果のある洗剤を何げなく使ってみたのですが……洗い上がった部屋着から、あの男性とまったく同じにおいが漂ってきたのです。
まさか自分の服からあのにおいがするとは思わず、しばらくの間、自宅でくつろぐ気分にはなれませんでした。(伊藤樹々/60代女性・主婦)
どう返すのが正解だった?
子どもがまだ幼稚園に通っていたころのことです。真夏の暑い日で、バス停には大人も子どもも汗だく。やっとバスが来て、運よく座ることができ、汗を拭いてあげていたそのときでした。
突然、子どもが大きな声で「ママ、なんか変なにおいがする」と言ったのです。思わずハッとしました。私はとっさに、「皆、買い物いっぱいしてるから、おいしいにおいが混ざっちゃったのかもね」と苦し紛れに返しました。
けれど、そのとき私の鼻にもはっきりとワキガのにおいが感じられました。子どもにとって、こうしたにおいを意識したのは初めてだったのだと思います。
今では、成長とともに体臭がある人もいるのだと自然に理解しているようですし、きっと多くの人が気を配っているのだろうと感じます。でも、あのときのような子どもからの“素直すぎるひと言”に、どう返すのがよかったのか……と考えてしまいます。(犬山恵子/60代女性・パート)
頑張っているお父さんのにおいとは…
ひと回り年下の妻と結婚したのは、私が40歳、妻が28歳のときでした。ある日、何げない会話の中で「俺って、加齢臭とかする?」と聞いてみたのです。すると妻は少し笑いながら、「頑張ってるお父さんのにおいがするよ」とひと言。それを聞いた瞬間、「ああ、やっぱり加齢臭するんだな」と内心少しショックを受けつつも、その絶妙な言い回しがツボにはまり、大笑いしてしまいました。悲しいような、でもなんだか愛おしい、そんな記憶です。(藤木唯斗/50代男性・自営業)
香水が異臭に変わった!?
ある朝、急いでいた私は、気分を上げようとお気に入りの香水を2種類重ねてつけてしまいました。その日は出勤後すぐに、「なんか変なにおいがする」と職場の人たちがざわつきはじめ、ついには「くさい!」と強い言葉を浴びせられる始末……。
自分では良い香りのつもりだっただけに、ショックも大きく、思わず言葉を失ってしまいました。あのときの空気の重さは、今でも忘れられません。(大阪尚子/60代女性・会社員)
まとめ
好みや感覚が人によって大きく異なる「におい」。ちょっとした出来事が印象に残るのは、それだけ強く感じるからこそかもしれません。あなたにも心当たりはありませんか?
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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