「ええ!食べたい!」食べ物に尋常じゃない執着を見せる母にお手上げ #母の認知症介護日記 224

「ええ!食べたい!」食べ物に尋常じゃない執着を見せる母にお手上げ #母の認知症介護日記 224
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ
母の認知症介護日記/ワフウフ

どうやら、姉が施設から連れ出して北海道物産展に行ったときも、試食に手を出していたようで……。食べ物がある場所は、鬼門です。

もともと甘いものが大好きだったあーちゃんですが、糖尿病の持病もあるので、ちゃんと自制をしていました。しかし、認知症の進行とともに我慢ができなくなり、私たちに隠れて食べることも。それが、次第に「甘いものが食べたいわね」と言ってお茶に誘ってくるようになり、甘いものにありつけるまで、しつこく言い続けるようになりました。

認知症の先生いわく、甘いものを欲しがることや強い眠気は、認知症でしばしば見られる症状とのこと。止めても甘いものを食べたがり、午前中から寝ているあーちゃんは、まさにある程度進行した認知症患者ということなのでしょう。施設の入居を控え、あいさつに伺うための菓子折りを買いに行ったときも、試食を食べたがって止めるのもひと苦労でした。

薬局やお店のカウンターにあるような「ご自由にどうぞ」と書かれている飴も見逃さず、私たちの目を盗んで食べてしまいます。その異常なまでの執着には戸惑ってしまいます……。姉が施設から連れ出して北海道物産展に行ったときも、試食に手を出しまくって大変だったらしく、もう食べ物がある場所は鬼門となっています。

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試食に心惹かれる気持ちはとても理解できますが、あーちゃんの場合は糖尿病を悪化させないためにもちゃんとコントロールしておきたいですよね。しっかり自制できていたころのあーちゃんを知っているからこそ、尋常じゃない執着心を見せるあーちゃんの姿には戸惑ってしまうのではないでしょうか。好きなものを食べてほしいとは思いますが、こればかりは心を鬼にして制止するしかないのがつらいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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母の認知症介護日記

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