「家でみとりたかった…」家族の最期を病院で迎えることになった理由とは【体験談】

「家でみとりたかった…」家族の最期を病院で迎えることになった理由とは【体験談】
祖父を家でみとりたかったと後悔する男性のイメージ

家族の介護は本当に大変だと感じました。介護が必要になったとき、まず頼るのは家族ですが、家族だからこそ関係が悪く、関わりたくないと思うこともあります。

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関係が悪い家族の場合

私の家族の場合、祖父と父母の関係がうまくいっておらず、直接介護をすることはありませんでした。認知症の診断を受けたわけではありませんが、祖父にはつじつまの合わない言動が目立つようになり、関係はさらに悪化していきました。

私は孫として祖母と一緒に間に入っていましたが、祖父と父母が顔を合わせることはほとんどなくなり、その分、祖母と私の負担は大きくなっていきました。

本当にそれでよかったのか

やがて祖父が終末期を迎えたとき、自宅でみとるかどうかの判断は最終的に父母が下しました。結果として病院で亡くなったのですが、その決断は祖母と私にとっては納得しきれないものでした。

家族だからこそ難しい問題

この経験を通して、いざ介護が必要になったときに、日ごろから相談できる関係性が築けていなければ、できるだけ関わらない方向へ流れてしまうのだと感じました。特に認知症のような症状で関係が悪化すると、なおさら距離を置きたくなるのだと思います。

まとめ

祖父は「安心できる家で最期を迎えたい」と考えていたかもしれません。しかし、いざ最期の瞬間が迫ると、家族にとっては不安や負担が大きく、本人の気持ちをそのままくみ取ることは難しいのだと知りました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:森進二/30代男性・パート

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
※一部、AI生成画像を使用しています。

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