
大きなもめ事に発展しなくて、よかったです……!
施設に入居してから、あーちゃんは物取られ妄想がひどくなり、いろいろな物をあちこちに隠すように……。ただ、盗られると思っていても特定の人を疑うわけではなく、よそ様にご迷惑をかけているわけではないので「誰も盗らないよ」と根気強く言い聞かせることを繰り返しています。
しかし……。引っ越して数日後。あーちゃんの部屋に見覚えのないコップが置いてあるのを発見! さらに、あーちゃんのものではない時計もいつしか部屋にあり、もしかして誰かのを盗ったのでは……? と心配になりました。あーちゃんに聞いても「気付いたら置いてあった」と言うだけ。困り果てた私たち姉妹は、施設長さんとケアマネさんに相談することにしました。
相談の結果、コップは食堂に置いてあるもので戻せば問題ないということがわかり、ひと安心。そして、時計は食事のときにあーちゃんの隣に座っている入居者、Kさんのもの。電池がなくなっているかもしれないと言われ、あーちゃんが預かったものの、預かったことを忘れていたようです。実はKさんも認知症で、どちらの記憶も頼りない状態とのこと。こういうことって、大きなもめ事に発展しかねないので、認知症の方同士の付き合いは難しいなと感じました。
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Kさんが攻撃的なタイプではなかったのが救いですが、施設の生活は何もかも共有しているわけではなく、入居者さんそれぞれが自分のものを持っているので、一歩間違えれば大きなもめ事になっていたかもしれません。ひとまず、入居早々にトラブルを抱えるようなことにならなくてよかったですね。
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