アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
複数の脱走防止対策が講じられている、母・あーちゃんの施設。簡単には外に出られないようになっていますが、つい先日ワフウフさん姉妹があーちゃんを外に連れ出すため、スタッフさんにエレベーター内のロックを外してもらったとき、突然おじいちゃんが無言で乗り込んできたのです……。突然のことにワフウフさんたちがビックリしていると、スタッフさんが慣れた手つきで制止していましたが、ワフウフさんは「外に出たくて、自分なりに知恵を絞って頑張ったのだろう」と、おじいちゃんの姿を見ながら切ない気持ちになりました。
納得してくれるのは助かるけれど…
父から姉・なーにゃんのもとへ、メールが届きました。内容は、お金のこと。ずいぶん前の話を持ち出し、あーちゃんが正当な理由で父の口座から下ろしたお金のことを「横領」と言い、返還を求められています。しかし、父はあーちゃんにもう何年も生活費を渡しておらず、さらに預貯金まで奪おうとするなんて論外です。話にならないので、今後は固定資産税以外の費用の支払いはせず、父が何か言ってきてもワフウフさん姉妹は無視を貫くことにしました。

あーちゃんの財産を狙う父は、年に一度の年金保険の入金にも目を光らせていることでしょう。明細は私の家に郵便が転送されるようになっていますが、今後のことも考えて保険会社に登録している住所自体を変更することにしました。

変更手続きには住民票が必要だったため、実家の近くにある区役所へ。手続きはすんなり終わり、施設に帰ろうと思ったら、あーちゃんは慣れた様子で実家に帰るルートに向かっていました……。

私たちが必死で呼び止めると……。