
散々こぼした後、当たり前のように自分のポシェットへ入れようとしていたので、タオルハンカチは私の物だと伝えると……。

あーちゃんはビックリしていました。あーちゃんのポシェットの中には、私のとは似ても似つかないド派手なタオルハンカチが入っているのですが……。悪意がないのはわかるけれど、トラブルにならないか心配です。
あーちゃんが暮らす施設に入居しているおばあちゃんたちは、足が悪いとか体が弱っている部分があっても、頭はしっかりしている方が多い印象。しかし、たった数分の間にまったく同じやりとりをする光景を何度か見かけるうちに、実は皆さんも認知症なのでは……? と思うようになりました。パッと見はわからないので、おそらくお互いにわかっていないのでしょう。話していてビックリすることはあるけれど、あーちゃんが悪目立ちするよりはいいのかもしれません。
あーちゃんは、人の物と自分の物の区別がつかなくなっているようで、ためらいもなく誰かの靴を履こうとしたり、あーちゃんが持っているド派手なタオルハンカチとは似ても似つかない、私のシンプルなタオルハンカチを持ち帰ろうとしたり、目が離せません。
あーちゃんの物ではないとその場で指摘しても、「え?」と驚いています。悪意がないのはわかっていますが、人の物を自分の物だと思う傾向があるので、施設で何かトラブルを起こしてしまわないかと心配しています。
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自分の物がわからなくなるだけでも困ってしまいますが、さらに他の人のものを悪気なく持っていこうとするのは心配ですね……。あーちゃんの場合、自分が認知症だとは思っていないので、注意するとしても言葉選びをどうするかが悩みどころではないでしょうか。
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