
まだ20代のころ、大学時代の友人・Aさんの結婚式に、生まれて初めて参列したときのことです。華やかな雰囲気に包まれた式場で、まさか自分があのような苦い思いをするとは思いも寄りませんでした。
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突然振られた祝辞
席に着いてまもなく、司会者から突然「祝辞をお願いします」と声をかけられました。まったく予想していなかった出来事に、頭が真っ白になりました。
何の準備もないまま、どんな言葉を選べばいいのか必死に考えながら、胸の高鳴りを抑えつつ自分の番を待っていました。
場の空気を読めなかったひと言
それまでのスピーチでは、Aさんの人柄を褒める言葉が続いていました。私も同じ話を繰り返すより、少し違う切り口で話そうと思い、しっかり者で頼りになる性格を強調しました。
その流れで、つい冗談めかして「かかあ天下になるのでは」とひと言付け加えてしまったのです。
後悔と救いが同時に押し寄せて
私のスピーチの直後、別の方が「Aさんはとてもやさしい方なので、かかあ天下にはならないと思います」と話されました。その言葉を聞いた瞬間、自分が口にしてはいけないことを言ってしまったと気付き、顔から火が出るような思いになりました。
Aさんやご家族に申し訳ない気持ちと、別の方のスピーチによって場が和らぎ、結果的に助けられたという思いも入り混じり、複雑な心境でした。
まとめ
華やかで幸せな場であったはずの結婚式は、私にとって忘れられない苦い思い出として心に残っています。今でもふとした拍子に思い出し、そのたびに当時の緊張と後悔がよみがえります。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:今川りか/70代女性・無職
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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