
私が一緒に行ったという記憶はどこへやら……。

気まずいながらも、私も一緒に行ったことを話します。しかし、それを聞いたあーちゃんは、またもや「病院に行った!?」と驚き、話は堂々巡りです……。

あーちゃんの記憶は、蓄積されていくのではなく、押し出し式なのかも……!?
新しい糖尿病専門の病院へ行った日。診察が終わったのは12時半過ぎで、午前中からおなかが空いたと言っていたあーちゃんは、もうおなかペコペコの状態。何を話していても「おなか空いたわね」としか言わなくなってしまっていました。用事があった姉とはそこで別れ、私はあーちゃんと昼食へ。
おなかを満たしたあーちゃんは満足そうでしたが、そろそろ疲れが見えてきたので、そのまま施設へ戻りました。あーちゃんの部屋に行くと「29日は新しい病院」と書かれたメモがあちこちに貼ってあったので、「もう済んだからはがしておこうか」と言って私がメモをはがすと、あーちゃんはすかさず「ちょっと待って! なんて書いてあるの?」と言い、メモを確認したのですが……。
日付の理解が曖昧になっている上に、記憶がなくなっているので、自分がすでに病院に行っていたことに、あーちゃんは驚くだけ……。そして、なぜか病院へ行く=姉と一緒という認識らしく、私も一緒に行ったと伝えると、さらに驚いていました。あまりにもおなかが空き過ぎて、食事をしたらそれ以前のことは全部記憶から抜けてしまっている…? あーちゃんのメモリーは押し出し式なのかしら。
--------------
認知症だから仕方がないとはいえ、どこに行ったのかを忘れてしまったとしても、せめて誰と行ったのかは覚えていてほしかったですね……。でも、ランチに行けたといううれしい記憶が残っているのなら、あーちゃんとしては幸せだと思うので、考えようによっては喜べることなのかもしれません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。