
母は軽度の認知症があり、普段は穏やかに過ごしていました。ただ、ときどき思い込みが強くなることがあり、家族として気にかけながら生活していました。そんなある日の深夜、思いも寄らない出来事が起きたのです。
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深夜、玄関の音で目を覚ますと母がいない
ある日の深夜、玄関が開く音がして目を覚ましました。嫌な予感がして様子を見に行くと、母の姿がありません。靴もなくなっていました。家の中を探しても見つからず、私は慌てて兄に連絡しました。
兄と手分けして近所を探し回ったところ、数百m先の公園でようやく母を発見。母は薄手のカーディガン姿で、ベンチに座って震えていました。
「家に知らない人がいたから逃げた」と話す母
母に声をかけると、「家に知らない人がいたから逃げた」と真剣な表情で話しました。しかし、家には知らない人などいませんでした。
母としては、危険を感じて家から逃げたつもりだったのでしょう。その言葉を聞き、強い不安を感じていた母が深夜にひとりで外へ出てしまったことに胸が締めつけられました。その後、母を家へ連れ帰り、温かい飲み物を飲んでもらい、落ち着くまで付き添いました。
翌朝には何も覚えていなかった母
ところが翌朝になると、母は前夜の出来事をすっかり忘れていました。「なんでそんなに心配してるの?」と、不思議そうにする母。こちらは夜中に必死で探し回り、すっかり疲れていたため、何事もなかったかのような母とのギャップに思わず力が抜けました。
この出来事をきっかけに、家族で今後について話し合い、玄関にセンサーを付けたり、夜間の施錠方法を見直したりすることにしました。介護をする中で、「まさかこんなことが起きるとは」と思う出来事は、本当に起こるのだと感じました。
まとめ
本人に悪気がなくても、強い不安などから思いがけない行動につながることがあるのだと、母との出来事を通して実感しました。家族だけで抱え込まず、相談したり対策を共有したりすることの大切さについても考えるきっかけになりました。母が少しでも安心して過ごせるよう、家族でできることを考えていこうと思った出来事です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:森下ゆか/50代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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