
「本当に行かないの?」――妻がそう聞いてきたのは、親戚一同で行く旅行に私だけ参加しないからでした。何度も聞かれるのがうっとうしくなり、私はトイレに逃げ込むように席を立ちました。
★関連記事:「逃げなきゃ…!」深夜3時、叫び声で目覚めた私。着の身着のまま外へ飛び出した理由とは【体験談】
トイレで発生した緊急事態
トイレに入った私を見て、今度は娘から「ドアはちゃんと閉めてって、いつも言ってるでしょ!」と声が飛んできます。仕方なくドアを閉め、カギまでかけました。
その直後、妻と娘は親戚たちと旅行に出発。玄関が閉まる音を聞き、「やれやれ」とため息をつきながらトイレのカギを開けようとしたのですが……開かない! 何度回しても、びくともしません。大声を出して助けを求めましたが、すでに2人は迎えのマイクロバスに乗り込み、2泊3日の旅行へ行ってしまった後でした。
必死の叫びもむなしく…
梅雨明けの蒸し暑い時期。時間がたつほどにトイレの中には熱気がこもっていきます。しかも不運なことに、わが家のトイレは最近交換したばかりのタンクレスタイプ。飲み水も持っておらず、焦りが一気に募りました。
そんなとき、自宅の電話が鳴り、留守番電話から「パパ、用があったら電話してね」という娘の声が聞こえてきました。私は必死に「助けて、助けて!」と叫びました。けれど、娘に声が届かないまま電話は切れてしまいました。
奇跡的に娘が帰宅するも
万事休す――そう思った矢先、バス酔いしてしまった娘が旅行を切り上げて日帰りで戻ってきてくれたのです。おかげで私は熱中症のような症状が出たものの、何とか助かりました。
それ以来、私はトイレのドアやカギに対する考え方を改めざるを得ませんでした。閉めるのが当然と思う人もいれば、閉じ込められるリスクを考えて開けておく人もいると聞きます。
まとめ
私自身も、ドアを閉める派の娘に「ちゃんと閉めて」と叱られたことがあり、「リスクの感じ方は人それぞれなんだ」と実感しました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:八木ナオ/50代男性・会社員
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
★関連記事:「手術に前向きだった…!?」義姉の言葉が、私には信じられないのです #頑張り過ぎない介護 360