自己負担のオムツやクリーニング代も毎月けっこうな費用に【介護施設探しの体験談】

自己負担のオムツやクリーニング代も毎月けっこうな費用に【介護施設探しの体験談】

重度の認知症をもつH.K.さんの要介護5のお義父さま。徘徊行為により身体の危険、介護するお義母さまの負担が増し、介護施設を探しました。希望する特養は入居まで数年待ち。認知症を受け入れる療養病床に入居しました。

自己負担のオムツやクリーニング代も毎月けっこうな費用に

【プロフィール】
<入居者>義父
<施設種類>介護療養型医療施設(療養病床)
<入居年齢>70代
<介護度>要介護5
<入居期間>2015年9月〜
<居住地域>広島県
<話を聞いたかた>長男の妻

入居者との関係

夫の父親です。

医療的ケア・疾患、症状など

認知症が急激に進み、脱水症状を起こしても徘徊行為が止められないなど、身体的に危険な状況を回避することが難しく感じられるようになりました。

入居を決めた時期と理由

認知症の悪化によりまず精神科に入院しましたが、3カ月しか入院治療を受けられなかったため、退院してデイサービスを利用するなど検討しました。しかし本人が外出することやヘルパーの訪問を拒絶するため、入所できる施設を探すしかありませんでした。

私たち(長男夫婦)は、義父とは同居しておらず、普段の主な介護者は義母一人になります。私たちは車で1時間離れた距離に住んでいるため、連絡を受けても手伝えることはわずかで、義母の負担が日に日に増していたため、施設へ入居以外の選択肢はありませんでした。

施設の探し方

義父母の住む地域や私たち夫婦の住む地域にある特別養護老人ホームを見学して回り、雰囲気が良さそうに感じられた施設には、片っ端から申し込み手続きを行いましたが、どこも4、5年待ちになるという説明を受けました。

その間に認知症の症状もどんどん進んでいくので、3カ月以上入院できる病院を探しながら、数日泊れる介護施設を利用し始めました。介護施設や特養老人ホームの情報は、地域包括センターや一度入院した精神科病院でプリントしてもらいました。

入居の手続き、ステップ

認知症を患っていて、長く入院できる病院かつ空きのある病院は生活圏に近い範囲では2カ所しかありませんでした。

1カ所は義母の兄弟が入院していたこともあり、病院の様子がわかっていたので、そこへ入院させたいと迷いました。しかし、義母の住まいから少し遠く、見舞いがしやすい距離にある病院へ申し込むことになりました。

診察を受けてから入院までの手続きはわりとスムーズに進んだように思います。本人に判断能力がない入院になるため、義母や息子である夫が説明を受けて、入院手続きの申し込みを行いました。

入居して良かったこと

自宅ではイライラして義母にあたるような言動をして悩ませていたようですが、入居してからは気分的に安定し、落ち着いたようでした。

病棟をぐるぐる歩き回る徘徊行為が常にありましたが、自由に歩かせてもらえていたので、いつ見舞いに行っても病棟内を散歩していました。看護婦さんや看護師さんなど、お世話をしてくださる方が皆優しく、義父も気分が良さそうで、いつも昔の楽しい思い出を(本人は現在のこととして)語ってくれました。

入居して大変だったこと

入居前からトイレが難しくなり、常にオムツを使用するようになっていましたが、病院でのオムツ代がけっこうな費用になると、支払いをする義母がぼやいていました。

下着は義母が洗濯して届けていましたが、病棟専用の寝巻は院内クリーニングに出すため、クリーニング代もかかるようでした。大変だと感じるのは費用的な問題で、あとはいつ見舞いに行っても、どの職員さんも親切に接してくださっているので、安心でき、ありがたかったです。

入居を検討しているかたへのアドバイス

介護施設はどこも満員状態だと思うので、とにかく見学をして申し込み手続きだけでもしていくしかなさそうです。もし、かかっている病院があれば、そこで紹介してもらった候補先をあたると、比較的スムーズに入居に進めるのではないかと思います。特に病状などを把握している病院が勧めてくれる候補先は、入居する当事者が一番適応しやすい環境にあるように感じます。疾患を抱えていれば、症状の軽いうちから先のことを相談することのできる病院にかかっておくとよいのかもしれません。

※入居時点の情報であり、あくまでも個人の感想です。

★介護療養型医療施設(療養病床)について詳しく知りたいかたは、こちらをご覧ください。

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