政府は2021年2月12日、新型コロナウイルス対策本部を首相官邸で開催した。介護施設でクラスターの発生が相次いでいる現状を踏まえ、その職員を対象とした集中的な検査を実施する方針を決定した。
西村康稔担当相は夜の会見で、「入所者の命を守るためにも集中的な検査を行う」と説明。「何としても医療体制の負荷を下げたい。今一度のご協力を是非お願いしたい」と呼びかけた。
厚労省は今月4日付の通知で、緊急事態宣言が発令されている10都府県に対し、介護施設の職員への集中的な検査を3月までに行うよう要請。その実現に向けた計画を、今月12日までに策定するよう求めていた経緯がある。通知では他の37道県についても、介護施設の職員への検査を積極的に実施するよう促している。
情報提供元:介護のニュースサイトJoint