厚生労働省は14日、全国の高齢者施設でこれまでに発生した新型コロナウイルスのクラスターの件数を新たに公表した。
12日0時までの直近1週間で541件。前週から140件減った。減少はこれで3週連続。全国的な新規感染者数の低下傾向が要因とみられる。
もっとも、介護現場が依然として極めて厳しい状況にあることに変わりはない。
厚労省の羽生田俊副大臣は14日の専門家組織の会合で、「新規感染者数は今だ高いレベルだが、減少傾向にあることも間違いない。今後も減少傾向は続くと見込まれる」と説明。「一部地域では感染者数の減少鈍化がみられる。学校再開や今後の連休の影響も懸念されるため、今後も感染動向を注視していく。引き続き重症化リスクの高い高齢者らを守ることに重点を置くことが必要」と述べた。
提供元:介護のニュースサイトJoint