施設との相性。介護度が上がったときも転居せずにいられるかが施設選びのポイント<住宅型有料老人ホーム>【介護施設探しの体験談】

施設との相性。介護度が上がったときも転居せずにいられるかが施設選びのポイント<住宅型有料老人ホーム>【介護施設探しの体験談】

アクセスや施設だけでなく、見学時には働くスタッフの雰囲気、叔母さまとの相性を確認したというK .U.さん。また介護度が上がったときにも転居せずにいられるかも、選ぶときのポイントになったそうです。

施設との相性。介護度が上がったときも転居せずにいられるかが施設選びのポイント<住宅型有料老人ホーム>【介護施設探しの体験談】

【体験者プロフィール】
<入居者>叔母
<施設種類>介護付き有料老人ホーム
<居住地域>北海道
<入居年齢>70代
<介護度>要介護3
<入居期間>2017年4月~
<話を聞いたかた>姪

※ 体験談は、利用者の入居時点の情報であり、あくまでも個人の感想です。

入居者との関係

叔母です。

入居を決めた時期と理由

配偶者を亡くし一人暮らしをしていましたが、重たいものを買いに行くのが大変だったり、冬の雪かきの動作で腰を痛めたりして、つらくなってしまったようです。

一人暮らしを続けることは難しい健康状態だったため、区役所に相談して介護認定を受けてから、便利な場所に住みやすそうな老人ホームを見つけたので、入居の意思を固めました。

介護スタッフが常駐していることが安心感につながって過ごしやすいと言っています。

施設の探し方

札幌市で地下鉄や市電のアクセスが良い場所で、周囲を散歩したり、親戚が遊びに来たりしやすいような施設を探しました。

実際に施設を訪ねたときに、介護スタッフの人と話をして、優しい人が多いなどの雰囲気を確かめました。その結果、相性の良さそうなところを見つけられたと喜んでいます。

身体周りの介護を受けられる他に、掃除、洗濯など身の回りの手伝いもしてもらえるので、一人暮らしの頃と比べて生活しやすくなり、空いた時間を趣味に使えるのもポイントです。

入居の手続き

区役所で要介護認定を受けて、施設の情報を書面でもらったほか、親戚一同でホームページから本人が気に入りそうな施設をリストアップしました。

また、実際に本人を連れていくつかの老人ホームを見学して、介護スタッフと対話するなかで相性の良さそうなところに絞っていきました。

生活支援のほか、医療ケアを受けられるかなど、将来的に長く入居することを念頭においてサービス内容を吟味して検討しました。

立地も良いので、気候や体調の良いときには散策も楽しめそうです。

入居して良かったこと

介護スタッフが明るく和気あいあいとした雰囲気なので、毎日明るい気持ちで過ごすことができます。

日々の食事や部屋の掃除、必要なものの買い物にも嫌な顔を見せずに対応してくれて、清々しい気分になれます。

スタッフが365日24時間常駐しているので、夜間に体調不良となったときにも、すぐに対応してもらえることが安心につながっています。

介護度が高い人にも対応してもらえるので、将来的に要介護度が進んだときも転居せずにすみそうです。

入居して大変だったこと

入居費用が高額になることは覚悟していましたが、やはり多額の一時金が必要になり、経済的に切迫した状況になりました。
老後を見据えて資金を貯めておくことは重要であると改めて実感しています。

今のところ他に大変な点はありませんが、今後、要介護度が上がっていったときに、さらに入居月額が上がることが予想されるので、他で切り詰めて資金を用意して対応していこうと考えています。

手厚いサービスを受けられるので仕方ないことだとは思っていますが、費用面は頭が痛いところです。

入居を検討しているかたへのアドバイス

施設スタッフとの相性はあると思うので、料金面やサービス面の情報だけで入居するか否かを判断するのではなく、実際に見学して施設の雰囲気を肌で感じることが大事ではないでしょうか。

それ以外にも、立地や介護度が上がってきたときの対応内容を確認して、健康面の変化に応じて満足いく対応をしてもらえそうかを確認しておくと良いと思います。

現実的には入居費用をいくら払えるかも大事なので、費用に合わせた範囲内で検討することになると思います。

<参考>入居時にかかった費用と月々かかる費用

■入居金 なし

■月額利用料(要介護3の場合) 143,000円(夏季) 、152,000円(冬季)
※家賃相当額、共益費、管理費、食費

編集部調べ

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