「何の問題もないわよ」記憶力が低下していることを認めない認知症の母 #母の認知症介護日記 14

「何の問題もないわよ」記憶力が低下していることを認めない認知症の母 #母の認知症介護日記 14
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介護施設や自宅での介護、介護について調べたり、介護を考えるきっかけになったことなどの体験談、マンガ記事をお届けします。

#母の認知症介護日記 14

昔はオシャレだったあーちゃん。しかし、最近は無頓着になってきました。

#母の認知症介護日記 14

季節と合っていないブラウスを繰り返し着ていることも……。でも、若く見られるのは自慢のようで。

#母の認知症介護日記 14

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あーちゃんは、自分でも予定を忘れてしまわないように、スケジュール帳を持ち歩いてメモを取るようになりました。しかし、予定が書き込んであっても、実際にそれをちゃんと終えたのかどうかの記憶がなくなってしまうのです。

忘れてしまうのはたいてい病院の用事で、他のことは問題ないと本人は言い張ります。どうやら記憶がなくなる記憶はあるようですが、記憶力が低下していることは認めません。

このころ、私たち姉妹は通院に付き添うたびにあーちゃんの小さな違和感に気付き始めました。季節とマッチしていない洋服を頻繁に着るようになって、メイクもおろそかになってきたのです。オシャレだったあーちゃんでも、徐々に自分の外見にも興味が薄れていくのでしょうか。

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記憶がなくなる記憶はある、というのは不思議な感覚ですが、その分、記憶がなくなっていることに気づいたときの喪失感は大きいものかもしれません。本人が記憶力の低下を認めていないとなると、言葉選びや声をかけるタイミングなどにも気を付ける必要がありそうですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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