昨年の出生数、過去最少を更新 8年連続で減少 死亡数は最多 人口動態統計

昨年の出生数、過去最少を更新 8年連続で減少 死亡数は最多 人口動態統計

厚生労働省が27日に公表した人口動態統計(速報)で、昨年1年間の出生数が過去最少を更新したことが明らかになった。

2023年1月から12月の出生数は75万8631人。前年より更に4万1097人(5.1%)少なくなった。減少はこれで8年連続。


厚労省は背景について、「個々の結婚、出産、子育ての希望の実現を阻む様々な要因が複雑に絡みあっている。若年人口の減少、晩婚化、晩産化も関わっており、昨年はコロナ禍の影響も若干あると考えられる」と分析。「少子化は危機的な状況。待ったなしの瀬戸際」との認識を示した。以前の見通しよりも速いペースで進行する少子化は、医療や介護、年金といった社会保障制度の今後の運営にも大きな影響を及ぼしそうだ。

一方、昨年の死亡数は159万503人。高齢化が進むなか前年から8470人(0.5%)増え、これまでで最も多くなった。


増加は3年連続。死亡数から出生数を引いた人口の自然減は、過去最大の83万1872人となった。


注)前年(2022年)の数字も全て人口動態統計(速報)ベース


提供元:介護のニュースサイトJoint

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