「忘れるわけないじゃない!」…いやいや、覚えていることのほうが少ない!? #母の認知症介護日記 75

「忘れるわけないじゃない!」…いやいや、覚えていることのほうが少ない!? #母の認知症介護日記 75
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介護施設や自宅での介護、介護について調べたり、介護を考えるきっかけになったことなどの体験談、マンガ記事をお届けします。

#母の認知症介護日記 75

通院時、おかずを持って行くと、とても喜んでくれるあーちゃん。

#母の認知症介護日記 75

ちゃんと食べてもらえるように、保管方法を伝えると……。

※痛みやすい→傷みやすい

#母の認知症介護日記 75

満面の笑みで答えるあーちゃん。

#母の認知症介護日記 75

これは突っ込まずにはいられない……!

通院の予定はないのに「明日は注射の日です。よろしくね!」と、2回も同じメールを受け取った姉。慌てて翌朝電話をしてみると、あーちゃんは病院に行くわけでもなく、普通に家にいました。そして、夜に2回もメールをしたことすら覚えていませんでした……。

電話をしながら、なんだか怪しいと思った姉は、そのままスケジュールの確認に入ります。すると、注射の日もダンスの日も、曜日では覚えている様子。ただ、それが日付になってしまうと、スムーズに頭の中で結び付けられなくなるので、混乱するのかもしれません。手帳に書いていても、ちゃんと持ち歩かないので安心材料にはならず。普通に聞いていると、しっかり受け答えしているように見えてしまうのが、かえって面倒臭いのかも!?

そんなあーちゃんは、付き添いのときに私が手作りのおかずを渡すと、とても喜んでくれます。傷まないように「冷蔵庫に入れてね」と言うと「忘れるわけないじゃない!」と自信満々に言ってくれますが、あーちゃんの場合は、むしろ覚えていることのほうが少ないけど……!? と心の中で突っ込まずにはいられません。おかずの存在を忘れず、無事におかずが口に入りますように……!

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会話の内容もかみ合っていて、しっかり受け答えしているのを見ると、周りの人からは認知症だと気付かれないかもしれません。しかし、それがトラブルのもとになってしまうこともあると思うと、見ているほうは心配です。「忘れるわけがない」という言葉が、どうか本当であってほしいです……!

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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