
私の義父が胃がんと診断され、医師から「余命は3カ月、長くても1年ほど」と告げられたとき、妻はひどく動揺していました。
★関連記事:「座ってごはん食べて…!」頑固な義母の介護生活が想像以上に壮絶だったワケ【体験談】
余命宣告を受けた義父に続き…
妻には妹がいますが、妹は地元から離れた地域に住んでいるため、妻は「私が頑張ってお父さんの世話をする」と言い、病院への送り迎えや食事の用意などを一手に引き受けていました。
ところが、義父の看病を始めて1カ月ほどたったころ、今度は義母が脳梗塞で倒れ、入院する事態に。妻はさらにショックを受けながらも父と母の世話を懸命に続けていましたが、そのあまりの負担から心身ともに限界となり、ついには倒れてしまいました。病院で診察を受けた結果、うつ病と診断されました。
すべての看病をすることに
そうして今度は、私が妻と義父母の世話を同時にしなければならなくなりました。仕事をしながら妻の看病と義父母のサポートをするのは、思った以上に大変でした。
そして1年がたつころ、医師の言葉通り、義父は亡くなりました。
まさか自分の身に…
テレビのドキュメンタリーなどで似たようなケースを見たことはありましたが、自分たちにもこんなことが起こるなんて想像もしていませんでした。家族が重病になると、周囲の者も心身に負担がかかってしまうのだと痛感しました。
まとめ
病気になった本人はもちろんつらいですが、支える家族も気持ちが追いつかなくなり、うつ病になってしまうことがあるのだと実感し、私たちにとって本当に大変な経験でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:岡田将生/60代男性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
★関連記事:「臭いけど好き」「わが家も臭い?」シニアたちの気になる「におい事情」とは【体験談】