老人ホームへの入所を渋る母…言葉巧みに説得を試みたものの #母の認知症介護日記 202

老人ホームへの入所を渋る母…言葉巧みに説得を試みたものの #母の認知症介護日記 202
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ
母の認知症介護日記/ワフウフ

しかも、どれもこれも以前に答えている質問です。結局、話は進まず……。またもやあーちゃんから「引っ越す!」という明確な言葉を聞くことはできませんでした。

あーちゃんが急に老人ホームへの入所を渋りだし、振り回されることに心が疲れてしまった私。数日間、自分からあーちゃんに連絡を取る気持ちにはなれず、通院の付き添いをする日がやってきました。病院に行くと、満面の笑みであーちゃんが私を迎えてくれて、黒い感情を抱いたこと自体が後ろめたく思えてきましたが、気持ちが疲れているのは変わらず……。

しばらくは当たり障りのない会話をしていましたが、話の流れで老人ホームへの入所が嫌なのかを聞いてみたところ「ひとりで外に出られないっていうのがねぇ……」とのこと。私が、それは父が落ち着くまでのことだと言うと、あーちゃんの表情は明るくなり「あぁ! そういうことなの!」と納得した様子。まさに、物は言いようです。

しかし、今度は「お金がかかるでしょ?」「引っ越すときは?」など、同じ質問を繰り返して、話が進まず……。結局「引っ越す!」という明確な言葉は聞けぬまま終わってしまいました。

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どうやらあーちゃんは、引っ越すこと自体に抵抗があるわけではなく、ひとりで外出できないことが引っ掛かっているだけのようですね。まだ説得の余地はありそうなので、なんとか無事に入所までたどり着けることを願いたいです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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