
家族や親戚との関係は、時に思わぬ理不尽や心の痛みを伴うこともあります。今回は、義実家や親族からの扱いに傷ついた女性たちの、忘れられない実体験を紹介します。
★関連記事:「ウソだろ…」孫の看病中に倒れた父。「CT検査は異常なし」から一転、まさかの診断が【体験談】
ひどい扱いを受けた私の末路
法事の後、親戚が営む料理店に頼んでいたお膳を皆で囲んで食事をしました。次男の奥さんは席について一緒に食べていたのですが、長男の嫁である私は、ずっと台所で洗い物をしていました。皆が食べ終えるとすぐに、使い終わった食器を返却しに行く手配があり、私自身の分のお膳は用意されていませんでした。
まるで手伝い要員のような扱いに、周囲の親戚も気付いたようで、「さすがにこれはひどい」と同情の声をかけてくれる人もいました。その出来事をきっかけに、夫とは離婚せずに済みましたが、夫の実家とは自然と距離ができ、関係を断つことができました。(笹木景子/60代女性・主婦)
かわいいのはわが子だけ
50代のころ、事情があって義両親との同居が始まりました。ある日、義父との会話の中で、夫の4人兄弟の三男の話になり、「まさかお前と同居することになるとはな。ありがとうな」と言われ、そこまでは素直にうれしく思いました。けれども、その後に続けて「親の私がかわいいのは、自分の息子だけや」と言われたときは、なんとも複雑な気持ちになりました。
まあ、私自身もわが子が一番かわいいと思う気持ちはあるので、あえて反論はしませんでしたが、それにしても、そんなことを嫁に対して口にするものだろうかと、心の中であきれてしまった出来事でした。(下田なな/70代女性・主婦)
心がすり減った出来事
法事の日のことです。親戚の飲食店に頼んだお膳で、皆が食事をしている中、長男の嫁である私は、なぜか席につくこともできず、ひたすら台所で食べ終えた食器の洗い物をしていました。すべての食器をすぐに返却できるようにとのことで、お膳も用意されていませんでした。
一方で、次男の嫁は他の親族と並んで席につき、普通に食事をしていました。こうした扱いはそのときに限ったことではなく、以前から続いていたものです。心がすり減るような思いの中で、このままではいけないと感じ、私は夫と話し合いを重ねた末、義実家とは距離を置くことを決めました。(山田奈々子/60代女性・自営業)
お金を渡すのが当たり前!?
義母には毎月8万円の生活援助をしていました。ところがある日、「婿にやったんだから当たり前でしょ!」と怒鳴られたのです。子どもが小学校に上がるタイミングで、少しでも教育費に回したくて「5万円に減らしてもいいですか」と相談したところ、今度は「7万円なきゃ生活できない!」と強い口調で返されました。
それでも「子どもの将来のために少しずつでも貯金をしていきたいんです」と伝えたところ、「そんなの、あんたのお父さんに出してもらえばいいでしょ!」と怒鳴られてしまいました。結局、私の両親にはこの話を言いだせず、心の中で泣くしかありませんでした。(桜井里佳子/60代女性・主婦)
まとめ
表には出にくい義実家との確執やモヤモヤは、多くの人が抱える悩みかもしれません。だからこそ、こうした体験談に共感し、心が少しでも軽くなるきっかけになれば幸いです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
★関連記事: ゴム手袋がキツい!?首がない!?とんでもない事実に気付いてしまった日 #頑張り過ぎない介護 213